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The capacity to be aloneの略称。
心理学用語であり、日本語では「一人でいられる能力」と訳される。 ひとりでいられる能力は洗練された現象である。
いろいろな体験がひとりでいられる能力の確立に寄与するが、その最も基本的なものは、「幼児または小さな子どものとき、母親と一緒にいてひとりであった」という体験である。
つまりひとりでいる能力は逆説であり、誰か他の人が一緒にいるときにもった、「ひとりでいる(to be alone)」という体験である。
母親を自己に内在化することで、やがて幼児はしばらくはひとりでいることができるようになるし、そしてまた、安心してひとりでいることを楽しむことができるようにもなっていく。
幼児はこのひとりでいる能力をもった状態になってはじめて、外界からの侵害に反応することなく、やけに活動的な人間にならずともいられるようになる。
やがて幼児は実際に母親が付き添うことを諦めることができるようにもなる。
それは内的環境の確立が達成されたからである。
ひとりでいられる能力は情緒的成熟とほとんど同意語である。