Besinnung(ハイデガー)
事柄がすでにおのずから取っている進路を選び取るということを、ドイツ語ではジンナン〔sinnan〕、ジンネン〔sinnen〕という。道をたどることが省察〔Besinnung〕の本質である。(中略)それは問うに値するものに放ち入れられていること〔Gelassenheit〕である。 マルティン・ハイデッガー『技術への問い』p108「科学と省察」
熟慮の「対象」は、「進路」すなわち「道」である
その進路は、「事柄がすでにおのずから」とっているものである
熟慮は、問うに値するものに関わる
fragwürdig(疑わしい)
frag-(問う)-würdig(価値がある)