意味への意志
ヴィクトール・E・フランクルによれば、人間は「意味への意志」に支配された存在であり、生まれてから死に至るまで、意味と目的を発見し、実現しようとする努力をたえず重ねている。 またフランクルによれば、フロイト理論では、人間は「快楽への意志(快楽原則)」に支配され、たえず突き動かされる存在だとみなされており、アドラーの理論では、人間は常に「力への意志」に支配され、たえず突き動かされる存在だとみなされているとし、快楽や権力は意味への意志を満たせないときに囚われる代替物にすぎないとして批判している。