可謬主義と実在への信頼
可謬主義 / 実在への信頼
可謬主義とは
自分の或いは伝統的な考えが間違っている可能性が常にあるという考え方
可謬主義は無根拠な謙虚さではない。
自分たちの提示する仮説が間違っているかもしれないというアイデアを肯定するスタンス
このスタンスをとる人は、あるひとつの理論に拘泥するあり方は愚かであると言う用意ができているだろう
実在への信仰
パースは可謬主義には実在への信仰と発見欲求があるという
可謬主義のスタンスを取りながら探究をつづけてゆくということは、かえって実在への信頼にもとづいている
トライアンドエラーを重ねてゆけば状況は良くなるはずだという希望がある
私たちは間違えざるを得ないので、トライアンドエラーを繰り返すことは必然的ですらある
真理についての最もロバストな理論
参考文献
『プラグマティズムの歩き方』上巻
パースの1897年の草稿断片 ups122