可謬主義
可謬主義(かびゅうしゅぎ、英: Fallibilism)は、「知識についてのあらゆる主張は、原理的には誤りうる」という哲学上の学説。知識が絶対に確実であることは不可能であるとまで論ずる可謬主義者たちもいる。
チャールズ・サンダース・パース、ジョン・デューイらプラグマティストたちが提唱した。彼らは基礎付け主義を非難するときに可謬主義を用いる。懐疑主義と違って、可謬主義は我々が知識を捨てる必要性を含意しない。我々は我々が知っていることを論理的に確実に正当化する根拠を持つ必要はない。むしろ可謬主義は、「経験的知識は、さらに観察をすることによって修正されうる」ということを理由に、我々が知識とみなしているものはどれも、誤りであることが判明する可能性があるということを承認することである。