ティトゥス・リウィウス
概要
ティトゥス・リウィウス(紀元前59年頃 - 17年)は共和政ローマ末期から帝政ローマ初期にかけ活躍した古代ローマの歴史家。 主著は『ローマ建国史』。142巻に及ぶ大著だが、現存するのは第1~10巻を含む35巻が現存するのみである。 現代政治における主流の政治形態である共和政がどのように滅び、帝政へ移行するに至ったかという歴史的変遷を今に伝える貴重な史料。彼は青年期を共和政ローマで過ごしたため、同書はアウグストゥスが開祖した帝政ローマに対する期待に胸を膨らせるとともに、共和政ローマを偲ぶセンチメンタリズムも孕んでいる。 マキャベリも本書を愛読した。同じく共和政だったフィレンツェにおいて台頭するメディチ家を目の当たりし、同書の情景と重ね合わせながら母国の危機を憂いていたとの伝えが残っている。 https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/71/Titus_Livius.png
参考文献
西洋政治思想史(宇野重規、有斐閣アルマ)