意識と無意識
フロイトによる古典的定義
意識:直接頭に響いていること。
前意識:頭のどこかで考えていること。
無意識:全く自分でも思ってもいなかったこと。
自分の中にあってはいけないと禁止していた自分。
出会うとびっくりするもの。
雨の日の心理学における現代的な捉え方
人の中には2つの心がある
自分で意識している自分:「私」→意識
意識されにくい気持ち:「非私」→無意識、前意識
心が1つではなく複数あって、それが綱引きしている(葛藤)が見えると、理解が深まる
わかるには、両方の気持ちを押さえておくこと。
単に無意識を当てたらいいというわけではない。
ex.
学校に行けない子供の中に、行けない心と行きたい心の両方がある
浮気を繰り返す人の中に、寂しくて浮気相手を探す気持ちと、そういう自分を嫌悪する気持ちの両方がある
「死にたい」というLINEメッセージの裏に、死にたい気持ちと死にたくない気持ちがある
死にたい気持ちしかなければ、メッセージを送ろうとは思わない。
生きることの絶望を分かってくれるかもしれない、という希望が行動の裏に隠れている。
「どうせ死にたくないんだろ」というわけではない。死にたい気持ちがあり、表に出ている。
死にたくない気持ち「も」あるのが重要
このとき、傷ついているのは「死にたくない」という心の方。希望が傷ついた結果として絶望している。