転回形の基本
from コード進行
転回形の基本
I-VIm-IV-Vコード進行を例に取る。
この場合、コード進行全体の音域が広くなってしまい、聴きづらいものとなってしまう。
鍵盤として引いても引きづらいものとなり、敬遠されがち。
ここで、構成音そのものは変えず、一部オクターブを変えるという処置を取ると、音域が狭まり、聴きやすいものとなる。
このとき、隣のコードで同じ構成音があれば、それと同じオクターブに移動させると、遷移が自然になってよい。
この構成音の高さの置き方をボイシングという。
ボイシングを変えると、ルート,三度,五度の重ね方が変わる。
ルート, 三度, 五度...を順々に上に持っていって、コードの重ね順を変えることを転回という。
転回の回数に対して第一転回形, 第二転回形…と名前がついている。