統合思考
本源的欲求とニーズを意識して分けて抽象化した上で考えると別の問題解決と統合して考えることができる。
本源的欲求とニーズを分けるメリット
ひとつ目は幅広い発想ができるようになること。
もう一つは多くの共を🙇というとそのあと口の中は。呼、一気にニーズを解決できると言うインパクトのある解決方法を導き出せること。
根源的欲求は誰もが持っているので、恩恵を受ける対象が一気に広がる。
そして本源的欲求が特定のシーンで発現する具体的な欲求がニーズである。
シーンとは5W1Hのうち
どんな人がwho
どんなところwhereで
どんなことwhatをしているとき
3つのWの組み合わせによって決まる。
つまりニーズの発現条件はこの3つのWと言うことになる
この3つのダブルが変わればニーズも変わるし具体例が変わればニーズの具体例も変わる関係にある
3つの抽象度が上がると発現する2ニーズの抽象度も必然的に上がっていく
なので抽象化の度合いによって調整することでアイディアの発想方法、発想の範囲が広がる
例えば
「疲れずに階段を上って2階に行きたい」
と言うニーズがあったとしたときにそれを3つのWで見てみると
「主婦がスーパーの1階の階段の前で移動しようとしている」と言うふうになる。
これを3つのWのどれかを抽象化することで別の解決策を導き出す。
https://gyazo.com/adbc8fd638ab076a47a66495a3041430
例えばここではwhere「スーパーの1階の階段の前で」の抽象度を上げて、
すると「店内を移動せずに買い物がしたい」と言うニーズ、ちょっと広い意味に変わった。
「スーパーの店内」にする。そうするとシーンは「主婦がスーパーの店内で移動しようとしている時」に変わる。
これによっていろんな解決方法が考えられるようになる。
このように3つのダブリューをシーンの抽象度を操ることによってアイディアの発現方法が変わる。
統合思考の達人に共通する六つの視点
既存のモデルは絶対ではない
対立するモデルの存在は、問題解決にとって有益である
よりよいモデルは必ず存在する
自分にはよりよいモデルを発見する能力がある
複雑さの中にこそ答えはある
答えが出るまで諦めない
統合思考は従来の課題解決方法と異なり、複数の課題の本質的な課題にたどり着くための思考法。
そのため企業で言えばより上位の課題解決にたどり着くことができる。
つまり企業のミッションやパーパスと照らし合わせてより本質的な解決を目指します。 例えばSDGs推進部署から「工場からのニ酸化炭素や有害廃棄物の排出を3年前の50%にせよ」と言う指示が来たとします。従来の考え方であればSDGs的課題を達成した上で工場の品質を落とさない工夫を考えます。
例えば技術を持った企業と事業提携するとか高品質化を諦めて大量生産のほうに力を入れていくとか言う方法ですね。
しかしこれは企業にとって本質的な解決にはなりません。
なぜSDGs推進部署がそのような目標立てたのか。それはこの会社の中期経営計画で「会社の成長と環境責任を両立するリーディングカンパニーとなる」と宣言していたからです。SDGs推進部署は環境責任、生産現場は会社の成長を重視して働いていますが、お互いに目標がトレードオフ状態になってしまって実際どう動いていいのかわからないと言う状態になってしまう。これを一気に解決するのが統合思考と言うことになります。 本源的欲求、本源的な課題解決に興味がとてもある。しかしそれはただの空想好きと言うことも言える。それに対してのマイナスイメージがあったために、まずはニーズに応えると言うことに対して意識を向けてきたが、空想を根源的な課題解決と捉えて方法と捉えてその専門家になると言う方法もあるのではないだろうか。
デュシャンの泉は
1.アートって自分で作らないとダメなのですか。人間が作らないとダメなのですか。
2.アートってきれいじゃなきゃダメなのですか
3.アートって見るものと言うより思考にうったえかける方が重要ではないですか
この3つを同時に可能にした作品である。
ジップロックやレゴなどもユーザが使い方を多様に考えることができると言う意味で根源的な仕事。
トレードオフの課題に対して敏感になること。
どちらかを解決すればどちらかがおろそかになると言う状態を同時に改善する方法はとてもクリエイティブで歓迎される。