意味空間の成立条件を問う
★★遠近法と視覚のピラミッド
建築
記号的構築による時間ー空間の形式化=人間の文化において基本的な次元の成立
均質な時―空間の始まりの記号体
遠近法のルール
「視覚のピラミッド」
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前提ルール
動かない1つの眼で視ている
平らな切断面はそのまま視像の適切な再現とみなされてよい
このルールを適用すると、描かれる事物はすべてがおおっきさと距離との関数へと翻訳される
=経験することなく、予測ができることになる(抽象化)
遠近法とは、空間を表象へと変換する1つの記号形式(象徴形式=E・パフノスキー)
これによって、空間は偶然に満ちたフィールドから、計測可能、支配可能なものになる
私たちの<ここ>は、つねにすでに文化の中の<ここ>であること、記号により生みだされた<ここ>であって、決して自然で自明な<ここ>ではないのだということ、それを私たちは認識すべきなのです。
意味空間における/による主体化=従属化 assujettissenment subjection
★★場所の意味論
私たちは文化(記号)による分節化を受けた空間に行きている 文化の背景には社会があり、支配や権力の問題と切り離せない
①寺院や神殿の中にいる自分は、その記号体系の中に身を置いていることになる
→<別の宗教の建物に入らない理由>
③モダニズム建築は「機能」を核にするという意味のもと作られている
→カウンターとして、装飾性、文化的記憶、引用のゲームを取り入れたポストモダン建築がおこる
以上を踏まえると、
なぜ記号論が重要なのか?という問いへの答えのひとつになる。
→「わたしたちは記号の上に立っているから」
関係性の場、関係性の形式=記号と意味の問題系
人間の文化による構築の中心部にある