制約と諦めのススメ
3年間家族以外の人にほとんど会ってない。仕事はチャットやzoomで充分だし、SNSもほぼ凍結状態だった。コロナはそれを加速させたのかもしれないけど、もともとたくさんの人と接してきたわけではないので、必然だったのかもしれない。
書くことを仕事にしている4人が「書けない」とどう向き合うかをテーマに対談し、原稿を書き、再度対談する。
「諦め」「断念」「逃げる」が頻出すると言えば内容を想像しやすいでしょうか
僕は文章を書く仕事をしているわけではないけど、「諦める」ことはやっぱり前に進むためにとても有効なんだなと思った。
クリエイティブ制作も諦めの連続だ。
成約を受け入れて(時にありがたがって笑)、そこでベストを尽くす。締切が近づいたら諦める。
先に挙げた本でも「まだできるはず」「もっともっと」という欲求を"幼児性"と表現している場面があった。
これはとてもむずかしい問題で、あまり前に"諦め線"を設定し続けると、できることはどんどん少なくなる。
途中まで全力で取り組んで最後にさらっと諦める。
これを目指したい。
最初に戻ると、この3年間内省しかできなかった自分を諦めることから始めようと思った。
もっとたくさん人と交流したり出かけたりした方が仕事も創作もより良くなっていたかもしれない。
でもそれはできなかった。
しょうがない。
だから内省を「旅」と言おう。
そんな感じ。