ブランディングとは
経営判断、方針、哲学である
お客様に好きになってもらうために意味づけをし、それを小さく変化saせ続けること
企業と顧客を永く繋ぐ
ブランドとは「その人の頭の中にある勝手なイメージ=妄想」である
片山義丈『実務家ブランド論』
ブランド(Brand)の語源は 「焼き印を付ける」こと。 19世紀から、 Mark=マーク、 すなわち「印」とほぼ同義のものとしてビジネスで商標を表すものとして使われるようになる。この意味で、語源に忠実な意味では、 Brandとは「記号」のことだと言える。 だが、脳科学的/心理学的には、 記号を見た・聞いたときに起こる連想の広がりこそが、ブランドの本質的な事象だと言える。 記号や名前が象徴する製品・サービス (群)および組織に対して、
その顧客の認知内で生成される知識・理解・解釈のシステム
自社あるいは自社製品/サービスの独自性を明確化し、
それを正しいメッセージ(Message)として、
正しい手段(Media:メディア)で、
正しい対象(Market:マーケット)に伝え、
顧客の認識の中に特定のイメージを醸成することによって
顧客から選ばれる存在になること
中小企業のブランド戦略 中小公庫レポート
ここでは米国ブランドストラテジー社デューン・ナップ氏のブランド形成理論を基に再構築した「ブランド形成プロセス」を以下の6つの Phase に分け、事例を交えて解説する。 Phase1 ポジショニングの評価:自社ブランドの位置づけを把握
Phase2 ブランドコンセプトの構築:ターゲット顧客の明確化、提供価値の明確化
Phase3 ブランドメッセージの発信:ブランドコンセプトやイメージを顧客に発信
Phase4 ブランドの育成:ブランドに従う経営、ブランドの約束の実践 Phase5 ブランドアセスメント:ブランド価値の確認、経営へのフィードバック
Phase6 ブランドの革新:ブランドの再構築、ブランドのパワーアップ
特に、中小企業の場合は、経営者にパッションがなければ、ブランドは構築できないといっても過言ではないだろう。ペットケアビジネスを手がけるアドホックのように、世の中の時流を見通して、ペットと共生していく社会に自らの夢やビジョンを展開しようという経営者もいる。メーカーズシャツ鎌倉を展開する貞末社長のように、国際的にみて恥ずかしくない日本人ビジネスマンをつくりたいと、社会的使命に熱い想いを語る経営者もいる。夢やビジョンを持ちさえすれば、ブランドが構築できるというものではなく、不幸にして世の中に受け入れられない夢があるかもしれない。必要条件ではあっても、十分条件とはいえない。それでも、経営者が自らの描く夢やビジョンを熱い想いで発していかねば、ブランドは生み出されないのである。 ブランドは生まれた瞬間に「飽き」という病にかかる。
ブランディングは、飽きられないために、小さな変化を加え続けること