2025-09-20
📖『雨滴は続く』西村賢太 (文春文庫)#68cec6b9000000000057e84b
読了した。
その人の没後弟子を目指す以上、やはり自身の全てを棒に振らなければ嘘である。
主人公のこういう高潔なところ(変な高潔さだけど…)や、敬意を持っているものに対してはすごく素直で急にメタ視点が広くなるところ、憎めないと思う。
しかし負け犬根性からなのか大抵の人に対しては敬意を持たず、女性に対しては下卑たことばかり考えているところがまったくもって振れ幅の激しいひとで、友人でなければ面白く眺めてしまうであろう。
audibleにはなかったけれど単行本には葛山久子のモデルの方からの書簡が載っているらしい。SNSでいくつかの断片を読んだが、なかなか慕われている風だった。
主人公は心の中では自分の人をすごく下げているけれど、実際には、おのれの浅ましさに正直、自分をも騙せないくらいに純粋なのかもしれないと思ったりした。この人がTwitterとかでこういうこと書いていたら多分そっとフォローをはずしちゃうと思うけど。ははは。
📖『パンとサーカス』島田雅彦(講談社)
読んでみたいと予てから思っていた作品、audibleにあった。
最近はaudibleで読書(?)が捗っているけれど、読むために作業を止めちゃったりしているのであまり読書に熱中しないようにしないと。
https://scrapbox.io/files/68cec923b19314ec29d7f55e.png
https://amzn.to/42y1oQu
以下自習スペース
/apprendrelejaponais/Sév2
#2025-09-20