『E.G.コンバット Final』
#秋山瑞人_未刊作品
情報源
『E.G.コンバット 3rd』(メディアワークス、1999年) あとがき
次で”Final”。すべてにケリをつけます。デストロイの季節です。(p.343)
『猫の地球儀 その2 幽の章』(メディアワークス、2000年) あとがき
次は――何でしょう?/『E.G.F.』だとしたら(可能性大)、デストロイの季節です。『ヒミツ企画一号』だとしたら(実は順番的にはこれまた可能性大)、ヒミツ企画なのでまだヒミツです。トルクの話の続きだとしたら(ほんとに出るのかそんなもんが)、次は『天使戦争(仮)』。幽・三十七からまた少し時代の下がった、四十番台くらいのスカイウォーカーの話、だと思います。(p.259)
著者インタビュー:秋山瑞人先生(Anima Solaris) 2003年1月
次は『E.G.Final』、と言いたいところなんですが色々あって微妙だったりします。他に可能性が高いのは『猫』の続編か、でなければ電撃ゲーム小説大賞の応募作をばちっと書き直すか。それ以外では、まだ仮のタイトルも決まっていないのですが、「犬がいっぱい出てくる話」を仕込み中です。
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概要
『E.G.コンバット』(シリーズ名)の第4作目にして最終巻。
『E.G.コンバット 3rd』が出たのが1999年。つまり、20年以上時間が止まっている。
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備考
秋山瑞人インタビュー(『活字倶楽部』 2001年春号)では、「Final」について、
[…]もともと、プロットを上げてみたときに、これは一巻では納まらんだろうということになって、とりあえず上下巻で話を書くつもりだったんですよ。ですが、[…]一巻がすごく分厚くなっちゃって。で、この際だから一巻を二冊に割って、全三巻にしてしまおうと。ですから、上下巻で一巻目がむちゃくちゃ分厚いバージョンと、上巻を削って一巻目がまあまあ薄いというバージョンと、全三巻バージョンと、現行の全四巻バージョン、もういろいろあるんです。[…]四巻目は、用意していたネタを三巻目にあらかた入れちゃったので、また新しいの考えなきゃいけないんですけどね。/[…]オチはあるにはあるんですけどねぇ……。
上下巻構成(上巻が分厚いバージョン)
→全三巻に構成し直し
上下巻構成(上巻がまあまあ薄いバージョン)
全四巻構成(現行)
の3つ(あるいは4つ)のバージョンがあるということになる。(いずれかのバージョンでは書き終えたがボツになったとかそういう話ではなく、単に構成をどうするかという予定の上での話だと思う。)
古橋秀之・秋山瑞人講演会(法政大学)の参加者レポートにも同様の記述がある。