『E.G.コンバット』(シリーズ名)
情報
発行:メディアワークス
全4巻予定。既刊3巻
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概要・あらすじ
漫画家・イラストレーター☆よしみるによる読み切り漫画を原作とした長篇作品。秋山瑞人デビュー作にして、「最高傑作」の呼び声も高い。全4巻予定で3巻まで刊行されている。 西暦2029年7月9日。地球はプラネリアムという未知の生物の攻撃を受ける。結果、近代産業文明は48時間でほぼ壊滅、人口も激減した。その6ヶ月後、火星開発の拠点として開発された月から地球に舞い降りた「救世軍」と称する人類の軍隊が地球の残存兵力と合流。プラネリアムの活動範囲を狭いエリアに押し込むことにようやく成功した。西暦2041年救世軍は地球、月の統一を発表する。 プラネリアムの正体は不明だが、女性を狙うこと、月にはほぼ存在しないことが確認される。対策として救世軍は全女性人口月面移住計画「ジュリエット計画」を発動させる。その結果、女性しかいない月とほぼ男性のみの地球が出来上がった。
西暦2067年の現在。絶望的な戦いは現在も継続中。本編の主人公、ルノア・キササゲ大尉は地球に滞在する数少ない女性。歴戦の英雄だが、左遷され月の訓練校教官として劣等生ばかりのアマルス隊を任される。個性豊かな教え子たちとの日々が始まって…。
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読みどころなど
アマルス隊を指導する中で苦悩するルノア・キササゲはもちろん、それぞれ奮闘するアマルス隊の面々、双脚砲台を操縦する流体脊髄ユニットGARP、そしてルノアを敬愛しアマルス隊を目の敵にするエリート訓練生・カデナなど、登場するキャラクターの数々が魅力的で、彼女たちのやり取りがたいへん面白い。
設定こそミリタリーSFだが、内容は完全に「新人教師が弱小チームを勝利に導く熱血青春部活もの」といった感じで、軍隊の訓練校という環境におかれた彼女たちの青春感あふれる感情の機微が見どころのひとつである。
また、プラネリアムの正体、ルノアの彼氏の存在など、謎も多く、読ませる展開となっている。ただし、最終巻が出ていない(詳しくは『E.G.コンバット Final』を参照のこと)。 /icons/hr.icon
入手方法
電子書籍
紙の本
中古のみ入手可能。
価格はやや高めだが、入手困難というほどではない。
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関連商品
コミック
「E.G.コンバット」
『月刊コミックコンプ』1992年12月号(角川書店 、1992年12月)収録。
『電撃hp』volume10(メディアワークス、2001年2月)に再録。
原作となった読み切り作品。