ゲーマーズデッキ
ゲーマーズデッキは、2010年に発売されました。はじめての独立した箱型エキスパンションとして作られており、中身は、アメリカのアグリコラプレイサイト"Play-agricola.com"にある、有志の方たちの投稿カードを集めたデータベースから、数多のテストプレイを経て厳選されたものを集めたようです。 職業が60枚、小さい進歩が59枚と、小さい進歩が1枚少ないのですが、その1枚分には、デッキカード(G Deckと書かれたカード)が入っていたためと思われます。
このデッキのカード番号は、いままでと違い、英語名順となっています。ただ、ほんの一部崩れているところがあるのですが、もしかすると、製品化するに当たってカード名が置き換えられたのかもしれません。
iOS版のアグリコラで、2017年3月時点、唯一の追加デッキとして売り出されています。そのため、他の拡張デッキに比べると、プレイしている人も多いかもしれません。ただし、iOS版では、効果にアクションボードを参照している2枚(G007 天文学者、G015 家族カウンセラー)が収録されていません。 特徴的なカード
パン一族の娘。父はE150 パン職人、祖父はE149 パン焼き長老といったところか。職業としては、効果は微妙。ノーコストで出せる効果も、他のプレイヤーが父・祖父を出したときなので、かなり限定的。Gデッキはパンに関する進歩が多めになっていると思うけれど、使いこなすのが一苦労。だから面白いのかもしれないけれど。ちなみに、家系にはいないが、G038 パン焼き長老見習いというヤツもいる。 家畜に関するルールを変える1枚。家畜が2匹しか飼えない状態でも繁殖することができて、そのまま食料に変換することができる。本来、食事→繁殖の順番だが、逆になって繁殖→食事となる。繁殖できたはずなのに家畜を食べることになって1匹になってしまった…のような場面は減るだろう。
「アクションスペースボード」を意識する効果を持つはしりのカード。リバイズドでは成立せず、iOS版でも成立しない。
なかなか自分の家族全員が同じボードの行動をしたいときがあるわけでもなく、4人以上のときでないと効果も微妙なため、職業としてプレイすべきなのか迷うが、出してしまったらなんとかして使いたくなる…かも。
いろいろ問題のありそうなタイトルと効果である。日雇い強化はついに子どもを増やすことができるようになった。ただし、「誰でも」というところがミソ。最古の職業とは… 家畜をペットにして、家族のかわりとして働いてもらうというカード。その後、いなくなってしまうのは、使役に耐えられなくなって逃げ出してしまうのだろうか。家畜さえ数いれば手番を増やすことができるのでうまく使うことができれば強力な効果を生む可能性を秘めている。
Gデッキはパン焼きに関するカードが多くありますが、パンを焼いたときに、追加のコストを支払ってボーナスポイントを得るという、夢のあるカードです。回すにはハードルが高く、1回でもボーナスポイントが得られれば御の字という難易度ですが、1回3点は結構な点数なので、チャレンジはしてみたくなります。
職業3という条件がちょっと厳しいですが、1部屋のコストとしてはかなり安いので、高速増員に役立ちそう。建てること自体は木の家のときでもできて、子どもが住めるようになるのが、レンガの家に改築してからです。