自分のScrapboxの使い方をまとめてみる
まずは自分がScrapboxをちゃんと使おうという目的になった、エンジニアリング日誌について紹介します。
エンジニアリング日誌ってなに?
書籍の中ではこう書かれています。
我々もミーティングの場で出てきたことや、作業内容、デバッグ時の変数値、やりかけの作業の覚え書き、思いついたこと、そして時々落書きを書き溜めるために日誌を使用しています。
なぜScrapboxに書いてるの?
書籍にはさらにこう書いてあります。
その際には、ファイルやWikiではなく、紙ベースのものを使ってください。
つまり、私は正確にはそのとおりに倣ってやっていないことになります。
なぜ、Scrapboxにしたのかというと、
単に字が汚いから
という理由です。
どう書いているか
日付ごとにページを作成し、そこに日々の作業を書いています。
https://gyazo.com/b25fdd19b47c995566cffd374a874e03
やる作業の単位ごとにリンクを作成しています。
上の例だと、Railsの勉強のために個人で開発している自分用TODOリストのアプリケーション開発をしているので、[自分用TODOリスト]というリンクを置いています。 他にも、副業で開発しているもののリンク、本業での開発のリンクなどがあります。
このエンジニアリング日誌も溜まってくると見つけづらくなります。そこで「前回の作業ってなんだったっけ?」と思い出したい時は、このプロジェクトリンクをクリックし、最近の日誌のページを開くことで思い出すことができます。
プロジェクトリンクの下には、そこにやる作業のこと、やってみて起きたこと、そこから次にやること、といったことを書き連ねて行きます。
YOWという思考のフレームワークがあり、それを参考にしています。 どういう効果があるか
ふと「以前も同じエラーが出た気がする」とか思った時に、検索するとサクッと見つかります。
また作成している最中も、書き出した文章と対話することで考えを整理することができます。
これは書籍の中でも「ゴムのアヒルちゃん」効果として言及されています。
要するに、誰かに(ゴム人形のアヒルちゃんに)語りかけ、独り言を言いながら考えを整理するという方法です。
自分の場合、そのゴムのアヒルちゃんの代わりに、Scrapboxを使っていることになります。
ブックマーク
先日書いた記事「見ているウェブページをさくっとメモる」で紹介したブックマークレットを使って、ウェブで読んだニュース記事やブログ、Youtubeの動画などをScrapboxに突っ込んでいます。 読んでいて気になった部分を引用し、引用した文の中でキーワードになりそうな語句をリンクにします。
引用している文章に入っていないものについても#キーワードのようにリンクを追加しています。
例えば、読んだ記事のメディアや書いた人などの情報を付加していきます。
ソーシャルブックマークなどを使っても良いのですが、他の人がブックマークしていることやブックマークのコメントはほとんど興味無いし、ノイズに感じています。
Scrapboxだと個人で閉じて使えるのでそういったノイズから開放されます。
また、先述のエンジニアリング日誌でリンクとして引用しやすくなります。
https://gyazo.com/d27384b25b823dd1335ea9a1b815c383
リンクを書く際にサジェストしてくれてスムーズにリンクを埋め込めるようになるので、書く手を止めることが無いのが快適と感じています。
自分の辞書を作る
これは先日の他の方々の記事を読んでいて、思いついたことです。
普段自分やコミュニティなどで自然と生まれている言葉だったり、技術用語だったりがあります。
そういった言葉を自分の文脈で言語化していくと良いのかもしれない、と思い立ちました。 誰かに説明を求められたときにそれが可能かどうか、
言語化する訓練として、
言語化する中で曖昧に記憶していたことを整理する、
といった効果を期待しています。
ということで、自分のScrapboxの使い方を紹介しました。
何かの参考になれば幸いです。