オンボーディングにおけるボーイスカウトルール
#オンボーディング
チームにおけるオンボーディングの責務は3つ
①すぐに人が同じゴールへ向け活躍できるようにする(スピード)
②多くの人が同じゴールへ向け活躍できるようにする(スケール)
③色んな人が同じゴールへ向け活躍できるようにする(バリエーション)
→3つのいずれか、もしくは全てを求めるべきラインまで達成することが、オンボーディングでやること
スピード・スケール・バリエーションが変わらない限り、オンボーディングは遂行されたと言えない
成長企業では、目標値は常に上がり、解くべき問いはより上段の戦略へ移行していく
→連続的な改善および非連続的なケイパビリティ構築を通して、生産性を向上させる必要がある
人が増え、課題が増え、やったことが増えるたび、コンテクストは積み重なり複雑化していく
→属人性による負債を返済しつづける必要がある
スピード・スケール・バリエーションを漸進的に高めるボーイスカウトルール
ボーイスカウトルールの大原則は「自分が来たときより良くする」こと
e.g. 後続メンバーが、自分が育った期間よりも短く立ち上がれるようにする
e.g. 後続メンバーが、自分たちの代より一度に多く立ち上がれるようにする
e.g. 後続メンバーが、自分たちとは異なる性質でも立ち上がれるようにする
目指すレベルが上がり負債が溜まる分、なおさら「前より良くする」継続的バトンパスが重要
あなたがすごくても組織は良くならない
誰かが活躍する→その人が抜ける、だと組織能力は変わっていない
むしろ、その人がいなかった場合に組織に溜まるはずだった経験値・知見をその人が吸い取っただけ
活躍する→還元する→受け継ぐ→さらに活躍する、のサイクルを回し組織能力を高めていく
組織能力を用いて新たな領域を開拓し、組織能力を強化することで、組織と個人がWin-Winになる
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成長企業では、目標値は常に上がり、解くべき問いはより上段の戦略へ移行していく
人が増え、課題が増え、やったことが増えるたび、コンテクストは積み重なり複雑化していく
達成手段は「自分より優秀な人材を採用する」「自分より優秀な人材に育成する」しかない
*『優秀な』=「量的・質的に高い課題を解ける」
活躍する→還元する→受け継ぐ→さらに活躍する、のサイクルを回し組織能力を高めていく
SECIスパイラルを回していく中で、より高度化させていくことができる
そのためには、個々人に踏襲して改善する動きが求められる
③多様な人が同じゴールへ向け活躍できるようにする(バリエーション)
バリエーションを増やすことは、仕方ない義務というよりは目的達成のための手段
cf. 多様性の科学
組織能力を用いて新たな領域を開拓し、組織能力を強化することで、組織と個人がWin-Winになる
基本は投資活動と同じ。調達→投資→創出→還元→再投資、、の流れ