福島県石川町10月の授業研究会その2
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昨日とは異なる小学校。2年生の算数の授業です。
昨日も、そうですが、繰り返し繰り返し書いていますけれど、石川町では当たり前に『学び合い』の授業なので、その先の姿を求めて、いろいいろとみなさんチャレンジされています。すごいなぁ。 この授業では、
全員が納得するためのチャレンジ
をされていました。
まず、2年生で自然に当たり前の姿で『学び合い』の授業を展開されていることに感激します。子どもたちに主導権を譲るにあたり、子どもたちの力を信用できない先生方は、『学び合い』は低学年では無理でしょ?という方がいます。そんなことないです。子どもたち同士、工夫して「遊べる」関係性を持っていれば、できます。つまり、幼稚園などの年齢からできるわけです。子どもたちの日常で行なっている「遊び」を目的持った活動として促せばいいわけですからね。今日の子どもたちはそれを自然に当たり前に見せてくれました。 課題も平板な課題ではなく、子どもたちの間に物議を醸し出す課題にチャレンジしていました。とてもおもしろかったです。もちろん、新たなチャレンジには、やってみなかればわからない発見があるので、そこから新たな課題が見つかるわけです。それらは、次に乗り越えるハードルとしてその学校の子どもたち、そして、先生方は乗り越えていくことでしょう。
そして、「東ロボくん」とわたしは大いに関係あると思って結びつけて話してきたのですが、問題を解くというようなレベルではなくて、「定義」を理解できているかどうかという「意味理解」の授業をしていました。これは、わたしのなかでは講演を聞いたばかりの新井紀子先生の話を蘇らせてくれました。穴埋め問題や暗記問題ではなく、子どもたちと先生たちがくんずほぐれつで、本当にこの考え方の意味を理解したかどうかというところ、つまりは、AIが苦手とするところでのやりとりをしていました(というようにわたしは見えました)。 今回も、やっぱりなと思うと同時に、『学び合い』の可能性を見ることができた1日でした。
とっても充実した2日間でした。
石川町の先生方、ありがとうございました。