授業づくりネットワークNo.32―学び手中心の授業の始め方
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春の教育雑誌のよくあるパターンとしては、授業開き、学級開きの方法やネタのオンパレードという形です。これはこれで、選択肢を全く持ち得ていない先生にとってはとてもよりどころになるよい本だと思います。
しかし、もう一歩進めてみましょう。
この号は、まず、「学び手中心」に展開する授業の考え方進め方の代表をいくつかとりあげています。
その一つ一つを、「授業開き」の実際(これを、「授業づくりネットワーク誌」が以前からおこなっている「あすの授業方式」(追試できる授業記録の書き方)で紹介しています。 これに、この考え方進め方を中心に1年間を展開する考え方進め方をセットでつけています。
いずれも、1年間を続けていくのであれば、表面的なものだけをなぞっていたのではできません。無理です。ですから、原稿を読むことでしっとりと1年間を進めていく考え方やコツのようなものが書かれているわけです。
わたしは、今回、「協同学習」のことを書いています。
久しぶりに原稿を書く中で「協同学習」にどっぷりと浸りました。
私自身、今後、協同学習を見通しを持って進めていく上で、使える原稿になったなぁと思っています。
ぜひ、ご一読をお願いします。
「授業づくりネットワーク誌」は「ネットワーク編集委員会」という形で発行している書籍です。この「編集委員会」のメンバーで特集原稿の中身を考えたり、集まった原稿を読み合わせしたりして、丁寧につくっております。書籍として形になるまでに真摯なやりとりがあります。
雑誌編集としては素人かもしれませんが、授業や現場の「息遣い」としてはプロです。その方々の生々しさをぜひ手にとって感じてほしいと思います。
今号もおすすめです。
内容紹介
アクティブ・ラーニング(学び手中心)時代の授業づくりについて、最初の授業(授業開き)から年間計画、アクティブ・ラーニングを促進する7つのツールまで紹介。【教師全般対象】 ★目次より★
特集:学び手中心の授業の始め方 授業開き、年間計画、7つのツール
■パート1 10の学び手中心の活動型授業 授業開き&年間計画
・協同学習「雪だま転がし」の技法を使って、協力して同じ目標に向かって学ぶよさを実感しよう/阿部隆幸 ■パート2 学び手中心の活動型授業を促進させる! 7つのツール