偶然……わたしの思いに寄せて立つ〜協同的な学習実践論@模擬授業
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本日の協同的な学習実践論。模擬授業4連発。今回も1本ずつ、こだわってわたしの思いを書くことができるくらい、興味深い内容でした。ちなみに、この授業で行ってもらっている模擬授業に関しては、昨日の大学院ゼミで思うような悩みは一切沸き起こりません。 なぜでしょうか。わたしの中で依って立つ目線、視線、目標が異なるからでしょうね。
こちらの授業では、授業者の「こだわり」「強み」「発見(または開発)してきてみんなに感じてもらいたい(見てもらいたい、知ってもらいたい、体験してもらいたい)という強い気持ち」がその授業の中で感じることができたら、もう全くもってオッケーだと思っています。
実際の所、こういう気持ちが授業者の根本にあることが大前提だと思ってはいるのですよね。
しかし、すぐにでも、学校現場に立つかもしれないということを考えたとき(つまり、大学院でのゼミ)これと同じような考えとは微妙に考え方を異にしないと成り立たないだろうなとも思うわけです。まぁ、繰り返しますけど、目標設定ですか。やっぱり。
さて、4つの授業の中でも、わたし個人に引き寄せて強く感じた授業が2つありました。
1つは、ある協同的な学び、チームビルディングに優れた考え方、方法論を取り入れて、自分の研究教科である中学校数学と結びつけて模擬授業化された現職院生の授業。今回の模擬授業そのものもそうですが、この模擬授業の案を考えて、創り出す過程がとても楽しかっただろうなぁと予想します。
わたし自身そうでしたから。
わたしには、アイデアを生みだす力が無かったので、若い頃から頼ったのは、書籍等の既存の情報です。その情報をわたしなりにめいっぱい探すということをしました。そして、「これだ!」というものを見つけたら、それをそのまま教室に持っていくのではなくて、自分なりに加工して持っていくわけです。この「加工」がとても面白かったのですね。本日の授業を見ていて、若かりし頃、そういう活動にのめり込んでいた自分を思い出しました。
最近言われる、「教科書中心」の授業「も」考えていきたいとは思います。日常の授業を展開するに当たって、働き方改革も絡めて、「教科書」を使っても、子どもたちが集中し取り組めるように仕組んでいくことは大切です。同時に、その都度都度で、自分が考えていく教材を入れていくことも、「創作」という視点からも、教師の楽しみということからも、大切にしたいです。もちろん、そういうことができる余裕をいかに生みだしていくかと言うことがやはり大切になってくるのかもしれませんが。
2つは、わたしが講座で行う「教材」と「課題設定」を用いて、ある学生が模擬授業をしたことです。自分が授業的に組み立てるところと比較して興味深く授業を見ていました。その授業というよりも、自分自身を客観化することができて興味深かったです。
小中高校の授業もおもしろいけれど、大学の授業もおもしろいです。