個人研究から「目標と学習と評価の一体化」まで〜大学院ゼミ
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今日の大学院ゼミは以下の2本立てでした。
個人研究計画の発表第1回(M2中心に発表できる人)
「目標と学習と評価の一体化」に関して阿部研究室での共通理解を図る
連携協力校が決まり、本格的にチームで入る学校支援プロジェクトに関する計画が動き出す中、個人研究も同時に動き出しています。わが教職大学院では、個別と協同を同時に学べるのが魅力です。
わたしは、(わたし自身がそうだからなのですが)無理して、研究ベースで進めることを強いません。教職大学院が修士課程とは異なることを最大限利用しない手はありません。あくまでも実践です。
しかし、同時に研究ベースで進めたい人を否定しません。というか、(さきほどと矛盾するかもしれませんが)最大限応援します。なんだかんだいって、わたし自身もこちらに「あこがれ」があるからです。
何を言いたいかというと、学習者(つまり、院生)の意思を尊重したい、それだけです。
わたしのほうから、「こうしなさい」は言いません。または「こうしたほうがいい」も言いません。「こうしたらおもしろいかもしれないよ」は言うかもしれませんが。
だから、「背中を押してほしい人」「方向性を指し示してほしい人」はわたしと関わると消化不良で終わるでしょうね。
たぶん、院生のみなさんは(わたしの勝手な解釈ですが)そういうことをわかって、わたしのところに来てくださっていると思うので安心です。
自分がやりたいことをやりたいとおりにやっていってほしいと思います。
わたしは、それをニコニコ笑顔で見守るだけです。そして、院生さん達が「やりたい」ことについて、少しでも有益な情報を伝えて、目的を達成しやすい環境を整えるだけです。
大学院生活を楽しんでくださいね。みなさん。
目標と学習と評価の一体化については、わたしは、ここに依って立っている人間なので、わたしと関わる学生さん、みなさんはここに着地点(というか出発点かな)をおいてほしいと願っています。
しかし、考えてみれば、わたしの研究室に入るとき、「目標と学習と評価の一体化に同意してくださることがわたしの研究室に入る条件ですよ」というようなことを伝えていませんので、今さら、それを強いたのでは「後出しジャンケン」になります。ですから、そこを「着地点(出発点、または立ち位置)」にできなくても仕方ないかなと思っています。
もちろん、「目標と学習と評価の一体化」に同意してもらえた上で様々なところに旅立ってもらえたらとてもうれしいことではありますが。
うちの学生さんには、できれば、「目標と学習と評価の一体化」の出発点である、水落芳明・阿部隆幸(著)「成功する『学び合い』はここが違う!」(学事出版)を読んでもらえれば、基本的なことはわかってもらえると思うと伝えました。
興味ある方は、ぜひ、読んでいただけたらと思います。これがまずは出発点です。
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AmazonHP 水落芳明・阿部隆幸著「成功する『学び合い』はここが違う!」(学事出版)
2018/07/18