サー・ロバート・フィルマー
1680年に公判されたフィルマーの主著『パトリアーカ(英語版)(Patriarcha)』(日本語では『家父長論』などと訳される)は『旧約聖書』を典拠に、神が人類の祖先であるアダムに対して家族や子孫などを支配する権利を授け、その権利は代々の家父長に相続されていくのは王権もこの説に由来するとして絶対君主制の基礎付けとなり、王権神授説の代表的な文献となっている。 熱心な王党派で、ピューリタン革命が起こった際には絶対王権の擁護に努めたため、投獄や邸宅の没収を何度もされ、邸宅に至っては10回以上没収されている。