はじめてのハイフレックス型授業
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ハイフレックス(HyFlex)型とは,一つの授業を教室で参加する対面型と遠隔地から参加するオンライン型から,受講者が自由に選択できる授業の形態です.ここでは,ハイフレックス型授業を行うときの技術的な方法について簡単に紹介します.
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ハイフレックス型授業の分類や配慮点
ライブ型とオンデマンド型
オンライン型にはライブ型とオンデマンド型があります.ライブ型は教室で行われる授業に同じ時間に受講する形態で,オンデマンド型は事後に録画映像をもとに受講する形態です.もちろん,ライブ型の授業を録画してオンデマンド型で提供することも可能です.
ライブ型の場合には,受講生の表情などの学習の様子を観察しながら授業を進める配慮を遠隔地にいる受講生にもすること,オンデマンド型の場合には,授業中に行われる対話(ディスカッション)には参加できないなど双方向性が欠ける点を補うことが必要になります.
板書型とPC画面提示型
授業における情報提示には,黒板やホワイトボードに板書する方法と,PC画面を提示する方法があります.板書の場合,その板書面(と講師の姿)をカメラで撮影して配信する必要があります.板面が広い場合,それを映しきれる広角カメラが必要になります.逆に広角カメラが用意できない場合は,用意できるカメラで映しきれる範囲だけを利用するようにします.
一斉型と対話型
授業のスタイルとして,主に講師が喋る一斉型と,受講者も積極的に発話する,さらには学生たちが話し合う対話型があるかと思います.一斉型と対話型では必要な設備が大きく異なります.特に,対話型の場合は,教室にいる受講者と遠隔の受講者それぞれの音声を,他方に伝える必要があり,それを可能とする機材の組み合わせは複雑になります.
ライブ型における遠隔受講者のカメラONについて
ライブ型の場合は,先にも書いたように遠隔地の受講者に配慮することが重要になります.そのため,遠隔地の受講者にビデオカメラをONにしてもらい,対面にいる受講者と同様にその受講者の様子が見られるようにすることが必要です.ただ,受講者は他の学生に顔を見られるのを嫌がることが多い問題があります.本学では,遠隔講義のためのツールとして Microsoft Teams を提供していますが,Zoom にはフォーカスモードという,受講者のカメラ映像を他の受講者が見られなくする機能がありますので,ビデオカメラをONにすることを嫌う受講者が多い場合は,Zoom を利用することをお勧めします .
ハイフレックス型授業のやりかたガイド
なるべく簡単に少人数の対話型授業を行いたいとき > しっかりとした設備で大人数の対話型授業を行いたいとき > その他の情報
他の大学から,ここよりもよい情報がいろいろ発信されていますので,活用してください.
Zoomにおける,期間限定で学校ドメインのメールアドレス(東京学芸大学では u-gakugei.ac.jp アドレスで取得したZoomアカウントに対する40分間制限の非適用は終了したようです.
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