予備動作
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Anticipation
アニメーションの12の基本原則のうちのひとつ。動作が起こる前に、本来の動きと逆方向に短い予備動作を入れることで、観客に「これから何かが起こる」と予告する手法。 原理
人間や動物の実際の動きには、大きな動作の前に必ず逆方向の予備動作が含まれている。ジャンプする前に膝を曲げて屈み込む、ボールを投げる前に腕を後ろに引く、走り出す前に体を前傾させる、といった動作がそれにあたる。これを再現することで動きが物理的に説得力を持つ。
同時に、予備動作は観客の視線と注意を「次に起こること」へ誘導する演出的機能も持つ。突然動き出すと観客は反応できないが、予備動作によって「準備→実行」のリズムが生まれ、メインアクションが強調される。
適用範囲
キャラクターアニメーションだけでなく、UI/UXデザインにも応用される。ボタンを押した瞬間に少しだけ縮んでから戻る、メニューが開く前にわずかに揺れる、といった微細な予備動作で「これからアクションが起こる」ことをユーザーに知らせる。
モーショングラフィックスでは、Anticipationを意図的に省略することで「機械的・即応的」な質感を狙うこともある。物理法則の模倣を脱して記号運動として要素を扱う場合の特徴。 参考文献・出典
「Twelve basic principles of animation」Wikipedia
「Anticipation Principle」Toon Boom Learn
「The 12 principles of animation」Adobe