ストレートアヘッドとポーズトゥポーズ
Straight Ahead and Pose to PoseARROW.icon技法.icon
Straight Ahead Action and Pose to Pose
https://i.makeagif.com/media/12-07-2022/nTRaHv.gif
Straight Ahead Action(ストレートアヘッド)
1フレーム目から順番に、最後まで描き続ける方法。途中の動きを予測せず、一つ前のフレームを参考に少しずつ動かしていく。
利点は、動きが流動的・予測不能・有機的になること。炎・水・煙といった不定形のものや、激しいアクションシーンに向く。一方、最終地点のコントロールが難しく、キャラクターの体型やプロポーションが途中でずれる「ボリューム崩れ」が起きやすい。
Pose to Pose(ポーズトゥポーズ)
動作のキーになるポーズ(キーフレーム)を先に決めて、その間を中割り(in-between)で埋める方法。古典的なアニメーションスタジオでは、ベテランがキーポーズを描き、新人やアシスタントが中割りを担当するという分業体制が成立していた。
利点は、構造が明確で感情表現を制御しやすいこと。タイミングや誇張も計画的に配置できる。デジタルアニメーションのキーフレームアニメーションは基本的にこの考え方に沿っている。
併用と現代の実装
実際の制作では両者を混用するのが一般的。骨格はPose to Poseで決めて、流動的な部分(髪・服・煙など)だけStraight Aheadで描く、というハイブリッドが主流。
3DCG・モーショングラフィックス・UI/UXアニメーションのキーフレーム+イージング方式は、ほぼPose to Pose的な思想に基づいている。一方、シミュレーションベースのアニメーション(パーティクル、流体、リジッドボディ)は、結果としてStraight Aheadに近い性質を持つ。 参考文献・出典
「Twelve basic principles of animation」Wikipedia
「Straight Ahead Action and Pose to Pose」Animator Island
「The 12 principles of animation」Adobe