魔神機デモンアウェーク
グロテスクな造形の聖母像型の魔神機。魔神機デモンドリームが檜佐木黒壱から御息へと継承されて生まれ変わった姿。 黒いインクのようなものが空間にたまってデモンドリームの形を成した後、デモンドリームになかったパーツが内側からせり出してくることで完全に顕現する。
魔神機は使い手の性格や気力によって姿や性能を変えるものであるらしい。デモンドリームはかつては強大な平気であったが、使い手である黒壱が悲しみと老いで気力を失ってからは、ごく小さな姿でしか顕現できなくなっていた。そんな状況でも魔神機の力を必要とする事態が起こり、黒壱は御息にデモンドリームを継承することを選んだ。御息は力をふるう動機にも若さにも恵まれていたため、往時のデモンドリームにひけをとらない強力な魔神機としてデモンアウェークを顕現することに成功した。
●形態
タコの頭部(正確には胴体)を聖母の頭部へ、8本のタコの触腕を無数の人間の腕へと置き換えたような姿。全体が金属で構成されている。
全高は100メートル近く。
その造形のグロテスクさが御息の性格の破綻を暗示しているとの見方もあるが、それは偏見というものだろう。