ホワイトワーフ
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概要
死んだ住民を埋葬することはなく、浮き墓標にし海に沈め、墓場としている
ビルジウォーターのホワイトワーフは、端から端まで何層もの鳥糞で覆われていることからその名がついた。そしてこの場所は、死に行く者の終の棲家として知られている。ここの住民は死体を埋葬することはなく、海に返すのが慣わしだった。水面の何百もの浮き墓標が、冷たい淵に漂い続ける沈んだ死体たちの墓場の場所を示している。ただ名前だけが記されたものもあれば、そそり立つクラーケンや、ふくよかな海の女を模して精巧に彫られた墓標もあった。 やがて脂ぎった海面に浮き沈みする十字の標だけが残された。誰が底に沈んでいるのかを示す、海の墓標だ。
貧富の差の表れ
ビルジウォーターでは死体は埋められることはなく、海に返される。港の墓場にはブイが無数に浮かべられており、そのブイそれぞれの下に死体が沈められている。裕福な者は波の上で揺れる豪勢な墓石の下に吊られた高価な棺桶に沈められて葬られるが、貧しい者は浸水して使えなくなった樽の下に吊られた古い錨にまとめて括り付けられる。 景観
ホワイト・ワーフには、いつもカモメの糞と魚の腐った臭いが漂っている。