『SDGs:危機の時代の羅針盤』
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目次
はじめに:危機の時代の羅針盤
1.SDGsとは何か
1.持続する世界を作るための目標
SDGsと「2030アジェンダ」
SDGsが目指すもの
変革のアプローチ
人々の、人々による、人々のためのアジェンダ
17のゴール、169のターゲットが目指す世界
人間(People)のゴール:貧困をなくし、人として生きられる社会を作る
繁栄(Prosperity)のゴール:「つづかない」経済から「つづく」経済へ
地球(Planet)のゴール:「地球一個分」の生産と消費への移行
平和(Peace)のゴール:暴力・犯罪の防止と、公正な参加型民主主義によるガバナンス
パートナーシップ(Partnership)のゴール:持続可能な社会に向けたシェアリング
ゴールの中を覗いてみよう・ゴール同士を結んでみよう
2.強いられた変革
「持続可能」の意味
破局の予兆
脆弱性を抱えた社会
コースから外れている
2.国連でのSDGs交渉
1.SDGsの起源
二つの起源
SDGsの生みの親
2.SDGsの合意まで
議席をめぐって
議長選定の妙
先進国対「G77プラス中国」
ゴールの数
最ももめたゴール13
ゴール16は持続可能な開発の一部か否か
2014年7月、最後の作業部会
動かせなくなったゴールとターゲット
ポスト2015年開発アジェンダ最終交渉
結末は完璧なコンセンサス
3.先進国と途上国との二分法を超えて
CBDR
なぜ合意できたのか
国連はなぜ必要か
3.日本のSDGs
1.政府の政策
SDGs推進本部
SDGs実施指針
SDGsアクションプラン
2.地域の持続可能性を見据えて
地域の声をシステマティックに行政施策に反映
「移動」の問題に自ら取り組む
課題と市民をつなぐ
中山間地域へ
「次の世代」の手で練り上げられた町のビジョン
持続可能な林業と人材育成
生活と生業の統合型アプローチ
シビック・プライド
4.「地球一個分」の経済社会へ
1.企業を変える
企業の社会的責任(CSR)をめぐるせめぎあい
企業を内部から変える
途上国と先進国をつなぐ企業の行動
企業人の市民性
2.労働と社会を変える
巨大なのに目立たない存在
社会の公共性を防衛する
協同組合:所有のオルタナティブ
働くことを通じた縁を大切に
協同労働で取り戻した人生
協同労働をどのように作り出すのか
5.2030年までの「行動の10年」
1.SDGサミット
国連事務総長報告
サミット政治宣言
2.人間(People)のゴール
第2次大戦後の理想を掲げなおしたゴール3
世界が直面する非感染性疾患シンデミック
シンデミックに立ち向かう
食事と運動の在り方を変える
3.繁栄(Prosperity)のゴール
科学技術イノベーション推進の仕組み
科学技術イノベーションに対するガバナンスの不在
SDGs達成のための「適正な技術選択」
リターンとリスク
グリーンボンド
4.地球(Planet)のゴール
ローカルな行動
プラスチックゴミの収集とその先にあるゴール
気候変動問題の難しさ
適応と緩和
COVID-19後の気候変動問題
5.平和(Peace)のゴール
国内外で多発する子どもへの暴力
子どもに対する暴力廃絶のためのグローバル・パートナーシップ
6.パートナーシップ(Partnership)のゴール
マンハッタンを対岸から見る
つながる問題、広がる分断
SDGsが持つ、つながった人々の力
あとがき