目的は魅力的に、目標は具体的に、手段は柔軟に
目的は魅力的に、目標は具体的に、手段は柔軟に
学習者中心の「主体的対話的深い学び」を実現したいと思った時、まず学習者一人ひとりの「主体性学び」が起動しなければ、対話的学びも深い学びも生まれませんよね。ここからは子どもたち一人ひとりの「主体的学び」を「学びのタネ」とたとえ、そのタネをどのように育てるか、という文脈で説明していきます。
まず、学びの種を育てるとき、やらなければならないのは、“種を植えるための土壌を整えること”です。砂漠のようにカラカラに干からびた土地にタネを植えても、芽を出す可能性は低いですよね。学びの種を育てるためには、まず土壌に栄養を含ませることから始めるべきなのです。
では子どもたちの学びのタネが育つ土壌に必要な栄養とはなにか。それは3つあります。
「目的(何のために学校に集まり共に学んでいるのか)」
「目標(その目的に至るために何を目標にすればいいのか)」
「手段(その目標を達成するためにはどんな手段が在るのか)」という3つです。