授業の流れを決める
社会科の授業の流れや国語科の授業(読むこと領域)の流れで紹介したように、本稿で提案するQNKSを活用した学習プランは、基本的な流れが決まっている。
学習者にとってこの状況は学習の見通しが非常に立てやすく、学習の調整がしやすい。
どの程度調整できるかと言うと…単元をまたいだ調整、教科をまたいだ調整まで可能となる。なぜなら、異なる対象に向かって、同じスキルをつかって同じ流れで進めていくから。
かつ、同じスキルを繰り返し使うことで「スキルの使用技術を改善するサイクル」が回り続ける。スキルとはQNKS.QNKSとは思考の方法。つまり、教科の学びの中で「思考の方法を改善するサイクル」を1年間を通して数百回転させる。
学習指導要領が求める「生きて働く知識技能/何ができるようになるか」に答えられる。
指導者にとってこの状況は、授業準備が非常に簡単になる。細かな展開のデザインは全く必要なく、ただ教材研究に時間をsさくことができる。