なぜ学校に来るのか①〜学校の役割は?〜
なぜ学校に来るのか①〜学校の役割は?〜
でも自分で学ぶのが大切なら、学校に来る必要はあるのか?という疑問が出ますね。実際に2020年に起きたコロナ禍での一斉休校ではそのようなことが話題に上がりました。多種多様なウェブコンテンツの存在が周知され、学校って必要なのか?という疑問は小学校高学年くらいの子どもたちなら普通に行き着いてしまいます。確かに学校が、「子どもたちの外側にある“正解”を伝えるという役割」しか担っていないのなら、もう必要ないでしょう。わかりやすく教科の内容を教えてくれる動画やサービスは世の中に溢れています。しかもその多くは無料です。〇〇県の小学3年生の男の子は算数が大好きでYOUTUBEで算数の解説動画を見漁っているうちに、高度な数学のちからまで身に着け、算数検定で○級を史上最年少で獲得してしまったようです。こういう子の学びを見て、動画教材だけでは教科の本質的な理解には至れない、と言えるでしょうか。社会において「正しい知識を伝える」という役割はもう学校以外の人やサービスが担えてしまうのです。