ITプロジェクトの商談や上流工程における、よくある残念な話
提案や見積、契約書などの書面は、形の上では作成されている
しかし、その中身がスカスカ
文字はたくさんあるのに、議論の芯を食っていない
だから、なにがやりたいのかが、わからない
なにをやるべきなのかも、わからない
誰がどこまでやるのかも、わからない
本来、ITシステムやコーポレートサイトは、その事業戦略なり企業戦略なりを、そのまま体現すべきものである
戦略と戦術を、業務の上でつなぐべきものである
本来、要望を聞き出し、要求や要件に落とし込んでいく作業は、そこをやらなければならない
現実として、目の前の組織や業務の現状に対する要望を、とりあえず集めて、散らかったまま整理がつかない、ということが、非常に多い
それどころか、使っているITツールの棚卸しすらままならないでいることも多い
若くて未熟なセールスやコンサルの「分析、提案をしてるように見えるだけのポージング」は、最上流を、とんでもなく濁らせる大罪である