第258回「唯物論的独我論」
発表者はぷらにつぁーちぇりさん。参加者7名。
ぷらにつぁーちぇり( @pronitsateli28 )さん / X
告知ページ
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hiropon 「哲学にも言及する物理学者、堀田を知れたのが自分としては収穫。堀田のXアカウントを追うと、その高頻度に驚いた。谷村ノートは、3日前にゆる哲学というユーチューブ番組で知ったのだが、本日再会しました」
ふかくさ「死後の私はどうなるのか?という素朴な疑問から、時間と私あるいは時間と私に生じる今との関係を物理学的に位置づけようという準備だと理解した。しかし、そもそもこの物理的な世界とこの私という哲学的直観とは事実として両立しているのであり、そのことが不思議かどうかということでまず意見が別れるであろう。物理的な世界の中に私を位置づけることができなかったとしても、それで満足できる人もいるだろう。また、自然科学の射程範囲を考えるときに、個物をどう取り扱うのか(指示の問題)、歴史的一回性の事象をどう取り扱うのか(法則的でない事象の分析)、物理主義と自由意志概念とをどのように調停するのか?(自由意志が無いと考えてもよいが、私という感覚?については特別視するのはなぜか?)といった課題が山積するように思った」
Urasaki 「唯物論的独我論」というoxymoron にまず驚きましたが、その実態は「物理主義的独在論」と呼ぶべき内容でした。〈私〉に物理的理由があると思うのなら、CTスキャンなり血液検査なりすれば判明することではないかと思いました。カントのアンチノミーについて研究する予定ということですので、その発表が楽しみです。