第243回例会「天然知能・人工知能・天然意識・人工意識に関する概念分析/立ち回り一元論と超越論的嫌よ嫌よも好きのうち」
大阪にて開催。
ふかくさ「kaeken発表は自然主義かつ心脳同一説の立場を積極的に張る姿勢はよかったが、その後に続く知性の規定などは機能主義または工学的なアプローチであり、心脳関係如何とは独立で無関係の論点と豆知識の羅列であった。また、知性の定義についても、〝知性〟という被定義項に対してさらに曖昧な〝心的〟〝志向〟を使うものであり、自然主義あるいは物理主義の語彙からかけ離れてしまっていたのが難点だった。/佐藤発表は、人間は与えられた環境に対して有利な発話行為(=立ち回り)を意図するというものだと解釈したが、ふかくさとしては、与えられた環境を乗り越える真の社会創造あるいは規範創造をおこなう人間像について語ってもらいたかった。というのも与えられた環境に最適に適応するだけでは社会のトータルな変化(ゲームチェンジ)を説明するのに不十分だからである」
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