寝ても覚めてもアザラシ救助隊
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日本唯一のアザラシ保護施設で働く飼育員の奮闘保護エッセイ!
幼い頃に出会ったぬいぐるみがきっかけで、アザラシの虜となった一人の女性。「ただただ、アザラシのそばにいたい」という想いが、これまでの歩みを進める原動力だった。アザラシ愛溢れる飼育員が、アザラシの魅力と10年にわたる保護活動を通じて見えてきたアザラシの抱える問題について伝えます。
愛くるしい表情と仕草で私たちを癒してくれるアザラシたちをもっと知ろう!
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オホーツクとっかりセンターを部隊に著者の人生をふまえて、アザラシの保護活動について書かれている。
こういう、保護活動についての情報に触れる度に、見た目の良い動物ばかり保護する事に対する疑問というのを自分はもっている
アザラシというのもまさにその代表だし、著者もアザラシが可愛いという事により保護したいという自分の意識を自覚して書いているように思える
その中で、アザラシを保護する事が良いことなのか?という問いに対して著者自身も悩んでいるという事が書かれて、読者をアザラシ保護一辺倒に誘導したいわけでは無いという事が読み取れる良い本であった。
アザラシの特徴と見分け方、アザラシの種類毎の接した経験などが多く書かれているので、今後、動物園などで見かけた時にはアザラシの種類と正確、見分け方について思いをはせながら見たいと思う。
ハズバンダリートレーニングをアザラシにもやっているのは知らなかった
そもそも、センターに居る個体は自然に帰す必要がないのは分かるが、ハズバンダリートレーニングをすると人になれすぎてしまう問題があるので、動物の生態展示とはあまり相性が良くないという話もある
ハズバンダリートレーニングについてもうちょっと、知りたい気がした
とはいえこれもそのうち大きすぎるタグの仲間入りしそうではある