[豊中高校:1969]のための参考資料ガイド
本サイト制作の過程で参考にした各種資料類のうち、比較的入手(アクセス)しやすく読みやすい書籍・文献・関連サイト等を、「参考資料」としてご紹介します。
50年前の「豊高紛争」を取り巻く時代状況や社会的背景などを、今の時代から振り返るための一助としていただければ幸いです。
以下、掲載順は不同。随時追加していく予定です。
【「高校紛争」関連】
◆シンポジウム
「2020年2月11日(祝)、東京・御茶ノ水の:連合会館大会議室で「高校生が世界を変える!高校闘争から半世紀~私たちは何を残したのか、未来への継承」と題したシンポジウムが開催され、約300名の方が参加した。」
高校闘争から半世紀~私たちは何を残したのか、未来への継承
第一部
1968 年は我々に何をもたらしたか ―自己否定を巡って― 山本義隆(東大全共闘)+高校全共闘(都立青山高校・麻布学園高校・教育大付属駒場高校・県立仙台一 高・慶應高校・灘高校・都立日比谷高校・県立掛川西高校・都立竹早高校など)が登壇予定 司会:高橋順一(武蔵高校・早稲田大学教育学部教授)
第二部
運動の現場から ―香港の学生・日本の高校生の闘い―
香港の闘う学生+日本の闘う高校生+高校全共闘+全中共闘などが登壇予定 司会:初沢亜利(ドキュメンタリー写真家、東北・沖縄・北朝鮮・香港などの現場撮影取材)
第三部
ぼくたちの失敗 ―僕たちは何を失い何を獲得したのか―
高校全共闘(都立上野高校・都立九段高校・新潟明訓高校・県立旭丘高校・県立千葉高校・都立北高校・ 府立市岡高校・都立立川高校など)+全中共闘(麹町中学・日本女子大付属中学など)が登壇予定 司会:小林哲夫(高校紛争1969‐1970「闘争」の歴史と証言 著者)
◆『高校紛争 1969-1970』
小林哲夫/2012.2/中央公論新社(中公新書)/
◆『ハイスクール1968』
四方田犬彦/2008.3/新潮社(新潮文庫)/
◆『ゲバルト時代 Since 1967~1973』
中野正夫/2011.2/筑摩書房(ちくま文庫)/
◆『いつの日も泉は湧いている』
盛田隆二/2016.9/小学館(小学館文庫)/
◆「国高 1969」(都立国立高校卒業生有志による紛争記録サイト)
◆鉄筆とビラ 「立高紛争」の記録1969-1970
大阪の戦後学生運動史 2
(『大阪社会労働運動史 第 5巻』より )
「六七年秋頃から反戦デモに個人的に参加する高校生が急増したが、これを府教育委員会が六八年九月一八日の通達(l)で(また文部省が「見解」で)禁圧しょうとしたことが、逆に潜在する管理教育への不満を呼び覚まし、政治活動に参加したことのない一般生徒にも深刻な衝撃を与えた。」
「(1)「(大阪府教委の)通達は①各学校で生徒指導体制を確立し、教職員間で生徒指導上 の共通理解を深め、校長を中心に、全教職員をあげて指導にあたれ ②一人一人の生徒に、教師との人間的接触を深め、家庭との連絡協調を一層密にせよ ③ホームルームその他集団指導に当たって集団の中の個人の責任を自覚させよ ④生徒が個人として政治的集会等に参加することは、社会的経験に乏しく、判断力の未熟から過激な行動に走り、不測の事故などを起こすことも予測されるので、参加することのないよう指導せよ ⑤万一こうした行動をとった場合は、教育的な配慮によって、本人の反省、自戒を促し、再び繰り返さないようつとめよ」(『朝日』 68・9・l9)
◆思想調査
大阪の戦後学生運動史 2
(『大阪社会労働運動史 第 5巻』より )
「六八年二月、府立高等学校校長協会は、府下全府立高校約一〇〇校の生徒と教員の政治活動調査と活動家について、①活動家学生の派閥構成と各派の人数・氏名、②生徒自治会・ クラス集会・文化サークルの思想的な傾向・活動状況、③文化祭・体育祭・卒業式での゛造反゛の傾向、④生徒の政治活動を指導している教員の人数について調査の通達を出していることが判明して、 府高教組が二月上旬に抗議したという (『朝日』69・11・7夕刊)。」
◆文部省通達: 「高等学校における政治的教養と政治的活動について」
文部省初等中等教育局長通知/1969.10.31/
大阪の戦後学生運動史 2
(『大阪社会労働運動史 第 5巻』より )
「近く、高校生の政治活動を禁止する文部省通達がでる。その基本方針は–学校外の政治活動は教育的な観点から原則として禁止すべきである。 ②政治的なデモ、集会への参加は認められない。 ③デモ、集会に参加し、違法行為をした生徒に対しては、学校は処分を含めた適切な措置をとるべきである。」(『朝日』 69・10・31)」
【「部落問題」関連】
◆『はじめての部落問題』
角岡伸彦/2005.7/文藝春秋(文春新書)/
◆『ふしぎな部落問題』
角岡伸彦/2016.6/筑摩書房(ちくま新書)/
◆『近代部落史 明治から現代まで』
黒川みどり/2011.2/平凡社(平凡社新書)/
◆『これでわかった! 部落の歴史』
上杉聰/2004.12/解放出版社/
◆『これでなっとく! 部落の歴史』
上杉聰/2010.10/解放出版社/
◆「同和対策審議会(同対審)答申」/1965.8.11/内閣同和対策審議会/
◆「部落ってナニ?」
AbemaTV:「Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~」#58/
【その他】
◆『全学連と全共闘』
伴野準一/2010.10/平凡社(平凡社新書)/
◆『私の1960年代』
山本義隆/2015.10/金曜日/
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