古田一雄「レジリエンス工学入門」(P. 12)
Holling: レジリエンス = システムの持続性の程度の指標であり、変化や擾乱を吸収し、状態変数間の関係を維持する能力
Bruneau(防災工学): R4 Frameworkを定義
頑健性(Robustness):
冗長性(Redundancy):
対処能力(Resourcefulness): システム、構成要素、その他の評価対象が破壊の脅威にさらされた状態で、状況を把握し、優先順位を考え、資材を再配置する能力
迅速性(Rapidity):
レジリエンスの三角形
https://gyazo.com/a60b98b08f1371f681bc0e2c35ffa3af
レジリエンス工学入門では、障害などイベント発生時のDamageの程度と、そのダメージからの回復の速さを三角形として表現している。
LC4RIにおいては、以下のように考えられるかもしれない。
機能低下Damage ... インフラが持つRobustness, Redundancyによって決まる
回復速度S ... 運用者(監視系含む)が持つResourcefulness, Rapidityによって決まる
レジリエンスなシステムを実現するためには、automated operationによる運用者の対処能力向上、迅速性が重要であるが、システムのRobustness, Redundancyへの配慮も(当然ながら)必要となる。
Notebookの形で #経緯(いきさつ)と経緯(なりゆき) を記述することで、運用者が、インフラ障害時の機能低下と、そこで自身が何をすべきかを(作業をするのだという実感を伴って)理解しやすくなることが考えられる。