『イン・ザ・ミドル』輪読会
まつど.icon文責まつど(@matsudotsuyoshi)
ナンシー アトウェル 著小坂敦子・澤田英輔・吉田新一郎 編訳『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』(三省堂)
主催者がバイト探しと就活で企画が滞ってます。今年中には(できれば11月中にはなんらかの活動を行う予定ですできれば年内に…orz)。
企画目的
生涯学習の観点でこの本を読むことを通じて、自身の読書との付き合い方(自身の受けた教育も含めて)を振り返り、言語化すること。 読書には狭義の意味における本(評論文、小説、漫画)というメディアに限定せず、映像作品、戯曲なども含める(観るという行為も含めることとする)。
読書教育の評価は、長期的なスパンでなされるべきであり、そういった意味で読み(書き)続けることができている人、そうでない人含めて、様々な視座から読書教育を考える意見交換の場として機能したらいいなと考えている。
読書教育を考える際に、現場の実践が主眼になりがちだが、今回の企画では生涯学習の観点を主眼としたセッションが多くセッティングされる予定。
もし自分が書く、読むという営みに関して参考にしている書籍等があれば、対比させて紹介してもよい。
読書教育という枠組みに関係することならば、主題にしてよい。
現場で読書教育支援をするなら『イン・ザ・ミドル』みたいな実践がよいのではないかという観点で、この本を選んだが、実践に関係のないような本であっても、自分の「読む」「書く」という営みに関係するならば勉強会をセッティングしてもいい。
名目上は『イン・ザ・ミドル』という輪読会だが、『イン・ザ・ミドル』という書籍にはあくまで共通知識としての役割を期待していて、この本では足りないということがあれば、読書教育という名目で話したいことをセッティングしていけばいいと考えている。
この企画は教育をまなぶ会の一環として主催する。教育をまなぶ会は「教育全般の話題を議論できる場所の提供」を目指すオンライン勉強会であり、ボイスチャットの使い方、画面共有の仕方などのやり方を教えることで、次のオンライン勉強会の企画支援という目的がある。現段階で、どんなことがオンラインで可能なのかという知見を共有するという意味で、今回の輪読会が設けられたため、もし希望者がいれば、現場の教員同士だけの参加を認めた別のDiscordサーバを立てて、そこで精読する会や実践に活かす会を開いてもいいし(もちろん公開でやってもいい)、それを支援するつもりである。
参加要件
基本的に年齢制限、職種等を問わない参加を認めるが、輪読会として不親切な側面もあるので、Scrapboxなどで早めに自分のよく分からないところを事前に書き出すなどの能動的な参加が求められる場合がある。読者としてレベルの格差を埋めるための支援はするつもりだが、短期間で読解力に関して不足分を埋めることには限界があるので、そのあたりは、企画進行において考慮できる範囲で対応する。
参加の仕方には様々な方法がある。どんな参加の仕方をしてもいい。また期間に関して、明確に終わりがあるわけではない(最初にまつどが声をかけた人たちが企画を終えたあとも、希望する人がいる限り、再びこの企画を立ち上げて議論を継続させることが望ましいと考えており、そういった人は企画者まつどに接触していただけたら協力する予定である)。
1.事前にScrapboxのIn the Middle /ITM (←ここの青文字ITMをクリックするとプロジェクトへ飛べる)プロジェクトでこの本に関して疑問に思うこと、読むうえで押さえておきたいポイント、輪読にあたって共有しておきたいこと(発表原稿などもここにアップしてよい)などを共有する。 9月から始める。
参加を決めた方に編集リンクを与える(まつどに声をかけてください)。
個人としてブログの方に書きたいとか、Twitterの方に書きたいという方もいると思うので、そういう場合は、メモなどを残している場所のリンクやタグ等を言ってくださるか、もしくはScrapboxの編集権限を与えるので、
2.生涯学習の観点でこの本を読むことを通じて、自身の読書との付き合い方(自身の受けた教育も含めて)を振り返り、言語化し、話すセッション。
話してもいいよという人の数だけ回数が開かれる(各自の希望の日にセッティング)。
録音や録画、画面共有の有無し等は各自が決定する(希望するが出来ない方は、まつどが支援する)。
資料の形式は問わない。なしでもいいし、Scrapboxでもいいし、スライドでもいい。
メンバーで相談してLT形式にしてもいい(時間を決めて、話す)し、対話形式で疑問点を話すという風にしてもいい(3に関しても同様)。
Scrapboxで文章の共有だけというのもいい。
11月あたりから各自日時を決めてセッティングしていく。共有用のカレンダーを用意して日程の共有をする。
具体例に関しては後日まつど自身の話そうと思っている内容を文章にしてリンクをここに載せます。
3.疑問点に対して何らかの解答や解決策を出していくセッション。
事前にScrapboxで文章において解決させてもいい。
2のように各自でそれなりの時間を使って検討したいことについて話せる人は、10分~2時間程度で希望の日に勉強会をセッティングしてもいい。
実践に関して深い内容が検討出来ないという不満がある人向けに、上にも書いたように別で勉強会を立ち上げることの支援も検討している。
2と並行して数回行う。事前に1において疑問等を共有して11月頃から行う。希望者がいなければまつど主導で行う。
1~3の希望の回だけ参加することを認める。登壇したから全部聴かないといけないということはなく、各自の判断で参加することとする。教育をまなぶ会のDiscordで行うが、万が一参加者が少ないという場合は、インフラ勉強会のDiscordを使ってもよい(当日の参加数を事前に調べてもいいかもしれないが、しない方がいいかもとは思う)。 4.Scrapboxにおいて疑問点を共有するなどテキストによる参加。
ボイスに参加できない人や当日参加できない人にも、参加の機会を提供する。
5.聴講のスタイル
発表者各自に任せるが、聴くだけでも内容が分かるように話す回においては、聴講だけ、もしくはテキストチャットで応答するだけという参加者を認めることとする。録音を許可する回ではPodcastのように当日参加できなかった人にも耳で聴いてもらえるようにすることも可能である。Scrapboxも/ITMは公開で行う予定なので、こちらを読むだけという参加もありだ。 6.画面共有の仕方やScrapboxの使い方などを共有する勉強会も行います(要相談)。
一回で終わらなかったので続編も予定しています。
一般的に輪読会というのは、一章ごとに要約して、解題を作って、疑問点を挙げて、それらを話合いで解決していくというもので、今回の輪読会では3がそれに近いが、今回の企画では必ずしもメインな部分ではない。
大人になって、本を読み文章を書き続けている人に声をかけて、これまでどういう教育を受けてきたのか、その観点でこの読書教育の本を読むと、どう思うのか(このとき、別の本と対比させて考えてもよい)。そういった話をお互いに共有することで、これから自分はどういう態度で読書と向き合うのかをふりかえる場として(自分のために)企画した。
企画者のまつど.iconまつどは、学校における読書教育から排除されがちなライトノベルや漫画、アニメ、映画などの体験の言語化という営みにも興味があり、そういった観点で話ができそうな人にも声をかけている。なので、2に関していえばそういった話も多く聴けるという風に期待している。
当初、「読む」「観る」「調べる」「書く」という作業に関して各自がどういう学びをしていたかを知りたいという風にまつど.iconまつどは思っていて、それならそういう企画で勉強会を開けば良いと思ったのですが、あえて今回は、読書教育も絡めてみました。この企画がうまくいけば、この本(『イン・ザ・ミドル』)抜きで「私の生涯学習論」というようなセッションを募集しても、うまく方向性を共有できるのではないかと考えています。現段階だと、聴講者を集めるのにも苦労するのですが、ある程度、各分野の人が教育をまなぶ会のDiscordに集まってアクティブユーザーが増えれば、文理を問わない話もできそうです。
インフラ勉強会ではどんなセッションでも最低15人ぐらいは聞きにきてくれる場所になっていますが、現段階では教育をまなぶ会のDiscordは、聴講者集めにも難儀する場所です。聴講者を集めるのに苦労しそうという人で登壇したい方は相談してください。対策を練ります。
話をしたい人と聴きたい人をマッチングする場所を作っていくことが目的なので、最初からファンがいて、必ず話を聴きにきてくれるような人しか参加できないという現状はできるだけ早期に改善していきたいと考えています。
11月までの短期間では、準備が間に合わない、自分の書くという営みへのスタンスについてなら話せるという方もいて、準備期間の短さを考慮すると、人によっては来年まで登壇が遅れる場合がありますが、気長にいきましょう(個人差や忙しさ等あると思うので、参加表明が遅れても、参加したいけど読むスピードが遅いよという方は場合によっては企画自体が終わっても登壇は歓迎するので、相談してください)。
声出しにリスクがある方もいると思うので、身分等は言及せずに済ませても構いませんし、4や5などだけの参加でも得るものがあると考えています。
事前に、できれば非公開(メンバーだけで情報交換をしたい)という方がいれば、相談ください。何らかの対策を考えます。自分としては、内側だけで情報交換をする輪読会というよりも、情報交換をしながら、正の外部性も期待することができるオンライン勉強会のメリットを活かしたいと考えていて、インフラ勉強会の勉強会のあり方を参考にこの企画書を書きました。
日程に関してなのですが、インフラ勉強会で現在行われている輪読会はセッションごとに分割して毎回定期的に登壇者を変えて発表するということにしています。
この企画が一段落して『イン・ザ・ミドル』輪読会から繋げたいセッション(希望者が集まれば行う)
私の生涯学習論(自分がどうやって学んできて、それらをどう評価するか)を話す会
LT会方式(各10分)、一人でセッションを1つ担当など形式は様々。
生涯学習の観点で何か課題図書を読んで話すという風にした方がいいかもしれない。
『イン・ザ・ミドル』書籍高いし参加できないけど、話したいことはあるという人はこっちに参加してください。
実際にライティング指導をやってみるということも希望者がいればやってもいいかもしれない。
野矢 茂樹『大人のための国語ゼミ』輪読会
『イン・ザ・ミドル』の参考文献を読んで、Scrapboxで感想を書いていく輪読会。
『現代詩大辞典』(三省堂)の各項目で興味のある人に関して紹介する会 with Scrapbox
開催がほぼ決まっているセッション(準備中)
コミュニケーション
本探し入門
部活動と行政
参考文献
『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』の書評をまとめました(9/17最終更新)
The Only Logical Way to Teach English ―In the Middle読書日記総まとめ―
注釈
セッション=勉強会、セッティング=勉強会のコマ埋め、という意味で使っている。
SENSEI PORTALで告知しました(9/21)。