【東武電車研究/8000/調査中】荷棚の握り棒
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1977年以前に製造された東武の通勤電車は、登場時荷棚に握り棒がありませんでした
8000系に限った話でなく、2000系なども同じです
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直通相手の営団3000系(画像は長電にて撮影)には登場当時から握り棒があったそうで、当時の日比谷線利用者の方のブログやウェブサイトを見ると、このことを東武2000系の欠点として挙げていた方も多くおられました
営団と比べ「ラッシュ慣れ」していなかったのだろうと思いますが、1978年になってようやくこの状況に変化が訪れます
https://gyazo.com/0438e3809d7bddd2e9643169efee73f7
この年につくられた8000系から、荷棚の形状が変更となり握り棒が追加されたのです
最初からこの形態で作られたゆえ、座席袖のロールバーと握り棒は一体でつくられていますね
そして、この改善は既存の8000系にも反映されることになります
https://gyazo.com/05b27c77a716caae1d8f8de7f89ba58d
後付けなだけあって、両端部は金具をネジ止めでの固定となっています
東上線では個別の追加工事も行われましたが、のちに対象外となった伊勢崎線所属車なども修繕時に施工されています
https://gyazo.com/a60179ad02b27887c039dad5f8e54a76https://gyazo.com/b86f23650fc0190537fdce538377d96c
東上線配置で先行的に追設置された編成では、両端のみならず中央部の金具にも追設跡があったのですが(画像左、8111F) これらはある一時期の修繕車以降で交換となったようで、こっちの金具については現存する編成の殆ど(というか8111F以外のすべて)は画像右のタイプとなっています
さて、野田線で活躍する8000系の中には、2両編成を中間車化改造して組み込むことで4両→6両固定化された編成がいますいました
改造内容の説明は面倒長くなるので過去につくった動画を見てもらうとして、運転台を撤去した区画はサハ8700-モハ8800の連結面に顔合わせする格好になっています かろうじて8150Fだけ生き残っていますので、以下に連結面よりの車内を示します https://gyazo.com/0b25b7fd5fa67b23a455b18739aa7694https://gyazo.com/0bcc3fa65293eb32de51c0cd7b73918b
この編成の修繕・6連化が行われたのは1995年で、とっくに仕様変更後の握り棒付き網棚の時期です
それ以前は座席・網棚が付いていなかったはずの区画なのですが…握り手付け根は同車内他所と同じ追設タイプ(中間部金具は新調)
1995年にもなって、わざわざ1977年以前の仕様で部品を新造し、金具でネジ止めの手間までかけるものだろうか
中期修繕かつ編成分割開始前の時期なので車椅子スペースや運転台の設置による発生品はまだなかったはず 5000系も廃車は出ていません(そもそも時期的に一体タイプのはず)
3000系列からの流用+改造とか…?寸法同じならありえそうですが
要調査項目
8000系、3000系それぞれの寸法