子どもたちの反応1日目~けテぶれ0日目のアイディア~
新しいものに触れたときの反応は大人も子供も同じ
2割に響いて、6割はどっちつかず、2割は???
「拒絶」という反応も想定はできるが、小学校段階ではそこまで無い。
反応に対する対応もだいたい同じ
上2割の火を大きくすることと、下2割の不安を消すこと。
2つの内導入超初期には下2割の不安を消してあげることは大切。
「どうすることが正しいのか」をちゃんと示す。
掲示物を作ったり、プリントを作ったり、お手本を示したり。
例…
最も大切なのは”子どもたちをつなぐ”こと。
不安も全て共有していけば徐々にみんなできるようになっていく。
不安を軽減させるためにできること(けテぶれ0日目のアイディア)
本格導入前に布石を打っておくことで不安を少なくする方法もある。
①学級会で「勉強」とは何をすることか。という話し合いをする。
宿題で「けテぶれ」に取り組むにあたって、まず「宿題のあり方」について学級会で話題に上げ、その必要性やあるべき姿についてみんなで話し合ってから導入するという実践を聞いたことがあります。
授業でも同じように、いきなり演習時間に「けテぶれ」を導入するのではなく、まず「授業中の学習のあり方」についてみんなで話し合い、「正しい学習」ってなんだろう。きっちり勉強するってどうすることだろうといったことを話し合うという方法はあるかと思います。そこで出た話と関連付けながら「けテぶれ」という概念を紹介する。
すると、実際に使って見るときの心理的障壁は少なくなりそうです。
②部分的に密かに導入していく。
けテぶれは「計画、テスト、分析、練習」という4つの過程をぐるぐると回すような学習をしましょうという提案です。
ぐるぐる回るということは、どこからでもスタートできるということです。
つまり何も最初から「計画」を立てて・・・としなくてもいいのです。
特に初めに来ている「計画」は自分で学習をしたことがない子どもたちにとってはとてもむずかしいものです(なので初めは”思ったこと、意気込みをそのまま書けばいい”と言います)
なのでもし子どもたちにとってまだ「計画」は難しいそうだなと思えば、飛ばして「テスト」から導入すればいい。
テストで難しいのは「自分で自分の回答に丸付けをする」ということです。
まずここに全力投球して、全員が「自分で自分の丸付けができる」という状態を目指し、それが出来てから次の分析に入っていく、なんていうパターンもありです。低学年なんかはこのパターンから入るといいかもしれません。
一方4年生以降では「分析」から入るパターンもありえます。
テストが返ってきたら、”なぜその点数になったのか””もっと点数をとるためには何をすべきだったのか”と考えさせます。
分析の視点は後で紹介する「+、−、→」でいいでしょう。
こうして自分のテストを自分のコトバで分析する、という習慣と技術を確実に身に着けてから次の段階へと進む、という事がありえます。
分析出来た子は、その場で一度その方法で勉強してみなさい、とすると、「分析→練習」への意識もついてきます。
さらに、その時間の最後に、次の小テストまでの「計画」を考えさせる…などというように、徐々にサイクルに入っていく事ができます。
このようなプロセスでは、子どもたちがもうすでにその行為をやったことがある状態になってから、その行為に「けテぶれ」というコトバを当てはめる、というプロセスになります。
子どもたちの不安な気持ちが強そうだと感じた場合、もしくは、指導者としていきなりけテぶれすべての過程をマネジメントできるか不安だと感じる場合は、このような部分的にゆっくり手渡していくというアプローチも考えてみてください。
後者の方法では、新しいものが導入できなさそうな横並び意識の強い学校学年でも、こっそりと染み込ませていくことができる方法であるとも言えますねw