基本的な自由を目指す
個人の学びをある程度確立させてから、協同的な学びへ。
基本的な考え方を伝える
目的思考
目的のための手段は柔軟に考える
目的は「自立した学習者になること」
だけど、子どもたちにとってこれは抽象的でわかりにくい。だから言い換える。
目的は「かしこくなる」こと。賢くなるためなら何をやってもいい。
基本的に自由な中で、やるべきことに向き合う。これをやってもらいたい。
なぜなら世界の仕組みがそうだから。
だから基本的に何をやってもいい。むしろなんでもやってみてほしい。
例えば考え事をするときは座ってやるよりも歩いてやるほうがいいと科学的に言われている。
また、練習はずーーーっと頑張るより、一気に頑張って、一気に休んでということを繰り返すほうがいいと言われている。
やってみなきゃわからない。やって見るから分かる。やってみてだめだったら、やめればいいし、よければ続ければいい。
基本的にはこれ。
大きな自由はいきなり受け取ることができない
上で示したのは基本的な考え方であり、最終的なあり方である。
ビジョンを共有したら、近い目標を段階的、具体的に設定するのが良い。
だからまず演習時間でのけテぶれを提案している。
いきなり一時間を任せてしまうと、さっとできる子は30分程度の時間自分で考えて行動しなくてはいけなくなる。
これは持て余す。
そこで1授業レベルの活動からスタートする。
すると、余る時間は長くても10分や15分。
ここで様々な選択肢を与えていく。
演習時間という限られた時間でやる。
持て余す時間が少ない。
その中で学ぶ。
個人学習における練習で自由を受け取る練習をする。
一時間まるごとを任す、ということをいきなりやると、できた子が時間を持て余す。
「できた」という判断も浅い。
学習の深まりに対する感覚を育て、自分で深められるという選択ができないうちに自由度だけを上げても浅い学びしか生まれない。「自由深度」
人と関わるだけでなく、自分で学びを深めるという選択肢は常に持たせておく(自由深度)