分析の視点
分析でまず着目するのが「間違えてしまった問題」です。もし間違えてしまった問題があるのなら、それに焦点化して原因を考えて、練習をしなければなりません。が、丸つけと同じで(もしくはより難しい)分析もまた「ちゃんと分析をしなさい」というだけでは前に進むことができません。そこで間違いを分類する視点を与えてやることが有効です。
どのような視点を与えてあげるのかについては、色々な方法があると思います。一つは抽象度です。算数科にだけ導入するのなら、算数の問題を解くときにやってしまいがちなミスを分類して示すのが良いでしょうし、もっと具体的にするのなら、その単元における間違い分類もできます。ここではより抽象的で汎用的な「間違いの5分類」という枠組みをご紹介します。 https://scrapbox.io/files/60caa4cdc82baa001eb85ab5.png
間違いが分類できたのなら、それぞれに対する対策もわかります。
読A
ここだけはちょっと次元が違う。問題の意味が分からないのは、ここの教科の理解度というよりもっと根本的読解力的な話になってくる「可能性」がある。ここで「よく読みなさい」というだけではすませない、というのが僕のポリシーであり、そのアプローチとして「QNKS」という合言葉を作っているのだが、本書ではとても紹介しきれないほどのボリュームのある実践。URL載せとくから見て。
…といっても、個々で提案しているような「1授業の演習時間にけテぶれを導入する」というレベルならこの「よみ1」のミスが出る可能性は低い。先生のレクチャーである程度の内容は把握できているはずだからである。
読2
結局多いのはこちらの、読み飛ばしや勘違いのミス。落ち着いてよく読めば理解できた、というケースである。ただし個々にも落とし穴がある。これは解2のケアレスミスにも言えることだが、
解1
解2
時☓
って感じですね!