書きたいこと
実践事例集
まえがき
けテぶれ 宿題革命!の概要〜学び方を学ぶ〜
けテぶれ✕授業〜宿題も授業も同じ〜
書きたいこと
実践事例集
まえがき
けテぶれ 宿題革命!の概要〜学び方を学ぶ〜
けテぶれ✕授業〜宿題も授業も同じ〜
書きたいこと
実践事例集
まえがき
一人ひとりが確実にけテぶれを回せるようになることを目指す
丸つけ力を鍛える
分析は「気持ちや願望」を書く。
分析は工夫をしようと思えばいくらでも深められるのですが、それをいきなり入門期の子どもたちに求めるのは酷です。分析におけるはじめの指示は「丸付けの結果を受けてどんな気持ちになったか、どんな願望が出たか、ということを思ったままに文字にしましょう。」というだけでいいです。これは”書くためのハードルを下げる”という目的があるのはもちろんですが、それだけではありません。
けテぶれにおいて最も大切なのが「自分と向き合う」ということです。自分の気持ちや願いを感じ取って、そこを足場にしないと「自分なりの勉強法」を探求したり、学習者として自立したりすることはできません。自分の気持や願いを思ったままに文字にする、とは、「自分に向き合う」ための第一歩なのです。ここを大切にしないと、表面的でやればいいだけの学習から脱却することはできません。 自分の内側の声に耳を澄まし、思ったこ
学び方を学ぶことができる
これは想像通りですね。世の中に「効率的な学び方」についての本は溢れかえっています。これはそういう情報のニーズの高さを示すと同時に、唯一絶対の勉強方法がないということもまた同時に示しています。 もしそのような方法があるのなら、それを解説する本が一冊あればいいだけですからね。いくら「科学的に」その正しさが証明されようとも、それが「わたし」に合うかどうかはわからないのです。
だからこそ、それは自分で見つける必要があります。「学び方を学ぶ」には、ただ絶対的に正しい方法論を学べばいいだけではなく、科学的な知見も一つの情報源として相対化し、それら一つ一つを実際に自分で手にとって、その感触を確かめていく、というプロセスが必要なのです。
ジャンク
「何を教えるか」の更新。
まえがき?本書の扱い方
子どもたちも先生たちも多様。自分の文脈に合わせた工夫を
この章からは、「けテぶれ✕授業」について更に具体的に述べるために、僕が授業で活用している道具や、構築しているシステムに付いて紹介していきます。読み進めるにあたって注意していただきたいのは、論が具体的になればなるほど、文脈依存性が高まるということです。言い換えると、「“僕という教師が行う実践”という文脈の上で成り立っている」という性質が強くなるということであり、「皆さんの実践という文脈の上で成り立つ
#けテぶれ!授業革命
宿題を革命すべき理由
本論に入る前に、けテぶれによる宿題革命について復習しておきましょう。けテぶれの問題意識は当然「今の宿題って意味ある?」という点です。その問題意識の背景には、自分が着任した小学校で毎日子どもたちに課されている宿題が、子どもたちの学力向上の役に立っているとは到底思えず、その割に宿題忘れや、決められたとおりにノートを書かなかった時など、非常に強い指導がされていた、という状況がありました。そこに大きな違和
目的は魅力的に、目標は具体的に、手段は柔軟に
信じて、任せて、認める
成長にキャップをしない
100点以上をとれるしくみ
アイディアを即実行できる自由度
ここまでが「基礎固め」
まずは、一人ひとりが「確実に」けテぶれを回せるようになること。
けテぶれ昇段試験
これにクラスの8割ほどの児童がしっかりと答えることができれば、合格としてもいいのではないでしょうか。
けテぶれ確認テスト
from けテぶれ!授業革命
けテぶれをやることで受け取ることができる最も大切な情報は、「自分自身についての情報」であると繰り返し述べてきました。けテぶれシートはその情報を効果的に抽出し、蓄積するための道具です。
自分で自分を成長させるには、今の自分と出会い、受け入れ、対話するしかありません。その中で“自分”という情報を大量に受け取り、理解していくのです。その自分と出会うための前提条件は“全面的な自由”でしたね。その自由な空間において自分で自分を動かそうとしたとき感じたこと、やってみたこと、うまくいったこと、悩んでいること、などをそのまま文字にして、蓄積することで「自分についての情報」を集めていきます。けテ
今満足しているレベルが小学校レベルのテストで100点をとれるというレベルのことであることを伝える
そこで止まっていていいのか?と問う。
もちろんこの学びは非常に大切ではあるが、これだけを持っていておとなになって通用するかといえば通用するはずがない。
教科書レベルの学習は確実に通過すべき点では在るが、もうそれを通過してしまっている君たちはもっとすごいことに挑戦できるということ。
せっかく学校にきて、自分の時間を学校に拘束されているのだから、この時間を生かさないのはもったいなさすぎる。
#けテぶれ!授業革命
始めの語り
学び方を学ぼう
なぜ学び方を学ぶことが必要なのか。
現代社会は情報が溢れかえっています。みなさんにも1人一台のタブレットが配られましたね。それを使っていきていってねというメッセージです。じゃあ全部ぐぐったら解決するのか。しないですよね。ピアノが引けるようになりたいと思って、YOUTUBEを見ていてもピアノが引けるようにはなりません。「学び方」を知っている必要があるのです。さらにこの「学び方」というものが厄介で、正解がない。あなたが、作っていくも
準備物
けテぶれの授業を算数で始めるときの初回の授業の段取り(タイムテーブル)
初日の学級通信
子どもがおおよそどんな反応を示すか、
それに対する対応
例えば「子どもたちのやる気は自己選択によって引き出される」ということが言われているが、それって「管理されてきた環境」との対比によってそうなっているだけじゃないのか?ということをちゃんと考えなきゃいけないってこと。「結果」を観測する前の状況にも注意を払う。
僕の感覚では、徹底的に自己選択を迫られた子どもたちは、しばらくすると何でも決めて欲しがる。自分で考えて、自分で決めて、自分で責任を受け取るってしんどいから。この状態では結局両方の世界で無い物ねだりをしているに過ぎない。
#けテぶれ!授業革命
けテぶれの「れ」はかなり自由度が高い。
授業におけるけテぶれでは、計画はほとんどその時の活動の意気込みや目当てといった程度の内容になりますし、テストも指定された範囲の問題を解いて答え合わせをするだけ、分析はそれを振り返る。と、ここまではそこまで自由度が高くない。が、ここから「練習」で一気に自由度が上がる。
なぜなら練習は「計画、テスト、分析の中で見えた弱点を乗り越えるために頑張ろう」と言われているだけだから。
”同じ失敗”をしないように“より良い失敗”を積み上げる
同じ失敗をしないように練習しましょうというとき、子どもたちはすぐに「次は失敗をしてはいけない」という気持ちになってしまいます。しかし、この2つは明確に違いがあります。
同じ失敗をしなければいいだけで、前回とは違う失敗は大歓迎なのです。異なる失敗に出逢えば、またチャレンジのときに注意できるポイントが増え、成功の確率が上がります。けテぶれのサイクルの中では、前回とは異なる失敗、よりよい失敗を生むという意識が大切です。
丸つけレベル
神戸市で教員をしている井上拓哉先生はこのように間違いをレベル分けしました。
たんぽぽ先生はこんな感じ。
切り分け方は色々あっていいと思います。「間違いは宝物」といった合言葉を作るのもいいでしょう、1間違いに気づかない、2,正確に丸つけができる、3、間違いを直している、4直した後に練習している・・ など。
写真
この本では明確に「〇〇年生が対象」、といった想定をしていません。僕が公立の小学校の中で実現できた仕組みと考え方を構造化して書いているだけです。
〇〇年生、といってもそこにはいろんな発達段階の子がいますよね。地域や時代によっても〇〇年生の実態は異なると思います。その中で「低学年にはこれを」ということを明確に言うことはできません。
僕は僕の考えうる限りの「全体像(やり方+考え方)」を描くことをしましたので、ここから目の前の子供達に合わせてエッセンスを切り出していただければ幸いです。「やり方の全体像」が描かれているということは、切り出したものがうまく行ったときに、次に何をすればよいのかがわかりますし、考え方の全体像が描かれているということは、切り出したものがうまく行かなかったとき、別の方法を試すときのヒントになると思います。
けテぶれ!授業革命
子どもたちの自力学習の時間を徐々に増やしていく
ここまで選択肢を広げるには、20分程度の演習時間では厳しくなってくる。
単元の中での持ち時間をこうする。
徐々に教師がしゃべる時間を少なくしていく。
#けテぶれ!授業革命
授業の最後の5分は必ず先生の時間
本時の学びに関する押さえ
本時の学び方に関するフィードバック
これが最も大切。けテぶれマップやルーブリックでの振り返り。
人にわかりやすく伝える力を高めるためには、なんのために伝えるのか、という「目的意識」が大切だよね。
じゃあ授業中に教科の内容を説明するとき、その目的は何?
当然、相手がテストで100点を取れること、だよね。
じゃあ、です。じゃあ、その目的に達するために取りうる手段は「直接教えてあげる」だけかな?
違うよね。
#けテぶれ!授業革命
個人の学びをある程度確立させてから、協同的な学びへ。
基本的な考え方を伝える
目的思考
目的のための手段は柔軟に考える
#けテぶれ!授業革命
けテぶれにおける「練習」で”自由”を受け取る練習をしている。
けテぶれのれは自由度が高いという話をした。
その中で自分個人として取りうる選択肢をボトムアップ、トップダウンを両輪としながら伝えていく。
自分の学びの深さに注意を向ける。
#けテぶれ!授業革命
単元の学習、お疲れ様でした。この学習はどうだったでしょうか。この単元では皆さんには大きな「自由」が手渡されましたその中で、やるべきことに向かい合い、自分で自分の学習を作っていくと言う事にチャレンジしてもらいました。
先生はこういう学びがとてつもなく大切だと思っています。なぜなら基本的に自由の中でやるべきことに向かい合い自分で自分を動かすと言う構造は、大人の社会そのものだからです。皆さん大人になったら全員一人残らずこの大きな自由の中で自分で自分を動かすと言うことにチャレンジ せざるをえません。それが資本主義新自由主義の今の世の中です。基本的に自由な中でやるべきことに向かい合う。みんなのお父さんもお母さんも、先生
#けテぶれ!授業革命
現在位置の可視化
丸つけレベルを掲示し、自分の進捗状況に合わせてネームプレートを移動させる。(これGIGAでなんとかできそう)
このとき、レベルMAXを自己選択ゾーンとして開放しておく。
様々な選択肢があることとその中の一つを選んで実行すべきことを強調できる」