丸つけ力を鍛える
丸つけレベル
神戸市で教員をしている井上拓哉先生はこのように間違いをレベル分けしました。
たんぽぽ先生はこんな感じ。
切り分け方は色々あっていいと思います。「間違いは宝物」といった合言葉を作るのもいいでしょう、1間違いに気づかない、2,正確に丸つけができる、3、間違いを直している、4直した後に練習している・・ など。
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丸つけの丸つけ
分析練習に入る前に、自分の丸つけの正確さを隣同士でチェックし合う[丸つけの丸つけ」もおすすめです。
自分の回答は「あっている」とおもって書いているため、自分で自分の間違いを発見するのは非常に難しいものです。
しかし、隣の子がやった丸つけがあっているかどうかを確かめようとすることは、自分で自分の丸つけをチェックすることよりも簡単です。
さらに、そこで間違いがちなポイントや、「自分で自分の丸つけをすると結構見落とすことがある」ということを丸つけの丸つけで知れることによって、自分で丸つけをするときにも気をつけることができるようになります。
間違えた問題に印をつける
単純に間違えた問題に印を入れておく、というだけです。学習においては非常に基本的なことですが、子どもたちにとっては真新しい学習の工夫だったりします。これはもう思考を介さずに習慣化することを目指してもいいくらい重要なことです。子どもたちはノートにわざわざ問題を解くのは手間がかかるので教科書や問題集に直接解答を書き込みたがりますが、それでは間違えた問題を再度とき直すことができません。ここにも「やればいいだけ」の学習観が影響してしまっています。これはぜひ、けテぶれの目的に関する語りの内容と合わせて、子どもたちにノートにやる価値を伝えて上げてほしいと思います。
この価値に納得できた子は単に間違えた問題だけでなく、迷った問題に三角印とか、たまたま正解してしまっただけの問題には間違えた問題と同じ印をつける、とか、本質的な工夫をし始めます。