受け身の基本
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Gemini / Nanobanana
① 受動態の基本
T先生:今日は「受動態(じゅどうたい)」をやろう。「(他の人に)〜される」っていう言い方だよ。
Sくん:人から「何かされる」んですね。
T先生:うん。たとえばこの文を見てごらん。
He ( is + loved ). (彼は 愛されている )
She ( is + respected) .(彼女は 尊敬されている )
Sくん:中学でやりました。
T先生:よく覚えているね。そう。( be動詞 + 過去分詞 ) で、「SがVされる」の受動態の意味になる。
一方、「SがVする」のパターンを「能動態」と言う。
T先生:もう一つ。目的語Oがある文だけ、受動態(SがVされる)の文に変換できる。
Sくん:SVOとか、SVOOとか、SVOCですか。
T先生:そう。まさしくその3つの文は全て目的語(O)があるよね。なら受動態の文を作ることができる。
(作り方)
目的語(O)を主語にする。
動詞は (be + 過去分詞)の形にする。
主語の位置にあったものは、by .......(によって)とする。
Many people ( loves ) Eri. (多くの人が 愛している エリを )
S V O
Eri ( is +loved ) by many people. (エリは 愛されている 多くの人によって)
Sくん:まとめますね。
① S( be動詞+過去分詞)で「SがVされる」の受動態の意味になる。能動態は「SがVする」
② SVO、SVOO、SVOCと、目的語が入っている文だけ受動態の文に変換できる。Oを主語にして受動態の文を作る。
◉ここでつまづく① be動詞を抜かして書いてしまう
T先生:質問。次の文で「間違っているところ」はどこだろう?
「この本は夏目漱石によって書かれた。」This book ( written ) by Natsume Soseki.
Sくん:え。これダメなんですか。writtenで「書かれた」でしょ。
T先生:受け身の文では「be動詞は絶対必要」だ。be動詞で時間が決まるからね
This book ( was + written) by Natsume Soseki. この本は夏目漱石によって書かれた
Sくん:うーん。writtenて「過去分詞」でしょ。そもそも過去のことじゃないの?
T先生:違うんだ。名前だけは「過去分詞」だけど、これだけじゃ「今なのか、過去なのか」時制は決まらないんだ。
be動詞があって初めて、is ・am ( 今) was・were ( 過去) って決まるんだよ。
Sくん:そうか。じゃ「この本は夏目漱石によって書かれた」は、This book ( was +written ) by Natsume Soseki.ですか。
T先生:いいね。「過去」のことで、主語This bookが単数だから、wasを選んだんだね。正解。
Sくん:ほっとしました。笑
T先生:実は、受け身の文ではbe動詞を抜いてしまう間違いと、be動詞の時制が(is, are) 今なのか過去(was, were) なのかを間違うのが一番多いんだ。練習してみようか。
◉ 受け身の文に正しいbe動詞を入れる練習をしよう。
①この手紙は 書かれた 彼女によって。 This letter ( is / was + written ) <by her>.
②これらの絵本は 出版された 50年前に。 These picture books ( is / was / were ) + published <fifty years ago>.
③彼女は 愛されている みんなに。 She ( is / are / was / were ) + loved < by everyone >.
Sくん:やってみます。
①は「書かれた」だから過去。主語がThis letterで「単数」。be動詞は was。
②は「出版された」だから過去。主語がThese picture books で「複数」。be動詞はwere。
③は「愛されている」は今。主語が She で「単数」。be動詞は is。
T先生:正解! どうだい。受け身の文ではbe動詞が時間を決める活躍をするって分かったかな。
Sくん:だいぶわかりました。
◉ここでつまづく② 過去分詞が書けない。
T先生:高校生で英語が苦手な人は案外、過去分詞が書けない人が多いんだ。
まずは過去分詞の復習から行こう ◉過去分詞←クリックすると過去分詞の練習へジャンプ。 確認ね。過去形と過去分詞形を書いてみよう。
write - ( ) - ( )
speak - ( ) - ( )
build - ( )- ( )
read - ( )- ( )
take - ( )- ( )
read - ( )- ( )
clean - ( )- ( )
repair - ( )- ( )
learn - ( )- ( )
さて、復習が終わったかな。念の為に書けたか確認しよう。
write - ( wrote ) - ( written )
speak - ( spoke ) - ( spoken )
build - ( built )- ( )
read - ( )- ( )
take - ( )- ( )
read - ( )- ( )
clean - ( )- ( )
repair - ( )- ( )
learn - ( )- ( )
では問題をやってみよう。
この寺は100年前に建てられた。 build
This temple ( was + ) < 100 years ago >.
その本は芥川龍之介によって書かれた。 write
That book ( was + ) <by Akutagawa Ryunosuke. >
英語は世界中で話されている。 speak
English ( + ) < all over the world. >
これらの写真は50年前に撮られたものだ。 take
These photoes ( + ) < fifty years ago >.
村上春樹の小説は 読まれている 世界中の多くの人によって read
Haruki Murakami's novels ( + ) by many people ... all over the world.
◉ここでつまづく③−1 進行形の受け身が書けない。
T先生:ここからは応用に入るよ。「その部屋は今清掃中」を英語でいうと?
Sくん:The room is cleaning? わかりません。
T先生:「まずは受け身を作ってさ、間にbeing入れるだけ」なんだ。一緒に唱えてみて。
Sくん;「まずは受け身を作ってさ、間にbeing入れるだけ」
The room is cleaned. (Step1 まずは受け身を作る)
The room is (being) cleaned. (Step2 間にbeingを入れるだけ)
練習しよう
その橋は建設中(建設されている最中)だ。The bridge (is + built). →
彼の車は修理中(修理されている最中)だ。His car (is + repaired)→
◉ここでつまずく③- 2 完了形の受け身が書けない。
T先生:「...されてしまって今いる」などの現在完了形の受け身がある。
英検の結果発表を友達が知らなかった時、「結果が発表されちゃっているよ」と教えてあげるときは?
Sくん: The results (have +過去分詞)?
T先生:「結果は人によって発表されるもの=受け身だ」
「 まずは受け身を作ってさ、頭にhave(has)をつけるだけ。isはbeenに直してね。」
Sくん:「 まずは受け身を作ってさ、頭にhave(has)をつけるだけ。is(are) はbeenに直してね。」
The results ( are ) + (announced).. (Step1 まずは受け身を作ってさ)
The results { have (are) + (announced).} ( Step2 頭にhave(has)をつけるだけ)
The results { have ( been)+ (announced)}. (Step 3 areはbeenに直してね。)
練習しよう
その問題はすでに解決されてますよ。 The problem ( is + solved) already.→
彼女はそのビルからたった今救出されましたよ。She ( is + rescued ) from the building. →
◉ここでつまずく④ 助動詞がある時、受け身が書けない。
T先生:「ここから富士山が見えるよ」を(Mt. Fujiを主語にして)で言うと?
Sくん: Mt. Fuji can see ? あれ?
T先生:惜しい。富士山は人によって見られるものだから、受け身ね。
T先生:まずは受け身を作ってさ。後から助動詞つけるだけ。 is(are) はbeに戻してね。
Sくん:まずは受け身を作ってさ。後から助動詞つけるだけ。 is(are) はbeに戻してね。
「富士山はここから見える」→「富士山は人によって見られるものだから受け身にする。」
Mt. Fuji ( is + seen ) ...from here. (Step1 まずは受け身を作る)
Mt. Fuji can ( is + seen ) ...from here. (Step2 後から助動詞をつけるだけ)
Mt. Fuji can ( be + seen) ...from here. (Step 3 isはbeに戻してね)
「それについて新しいルールが作られるべきだ」→「ルールは人によって作られるもの。だから受け身。」
New rules ( are + made ) ....about it. (Step1 まずは受け身を作ってさ)
New rules should ( are + made) ....about it. (Step2 後から助動詞をつけるだけ)
New rules should ( be + made ) ....about it. (Step 3 areはbeに戻してね)
練習しよう(Step1-Step2-Step3 の順で作ってみよう)
マラソンのイベントが行われるでしょう 来年。 (will でしょう / 行う hold-held-held )
A marathon event ( is + held )... next year. .
A marathon event ( ) ( + )...next year.
A marathon even ( ) ( + )...next year.
そのルールはすぐ変えられるべきだ。 (変える change / すぐ immediately )
The rules ( are + changed ) ... immediately.
The rules ( ) ( + ) immediately.
The rules ( ) ( + ) immediately.
彼は選ばれるかもしれない リーダーに。
He ( is + chosen ) as the leader. (かもしれない might )
He ( )( + ) as the leader.
英語はオンラインで学べる。(英語は人によって学ばれるもの・can できる)
English ( is + learned ) ...online.
English ( ) ( + ) ... online.
English ( ) ( + ) ... online.
◉ここでつまずく⑤ 他動詞の時だけ受け身にできる。SVOの文型が元にある。
◉ここでつまずく⑤ SVOOとSVOCの受け身。
T先生:次の文の受け身は?
A: The city official made me some sandwitches. (SVOO),
B: My father made me paint the wall. (SVOC)
Sくん:Oを主語にするんでしたよね。
A I (was + given ) some sandwitches <by the city official>. 私は与えられた サンドイッチを 市役所の人によって。
B I ( was + made ) paint the wall. 私は壁を塗りなさいと強制された。
T先生:Aはいいね。Bが問題。(was+made)という動詞とpaintという動詞が隣同士になっちゃっている。
*どうしてわざわざ受け身にするのか。
Sくん:受け身の文ってどんな状況で使うんですか?
その前に、by人(人によって)はどんな時
この手紙は 書かれている 英語で = This letter ( is | ) in English. 入るのはどっち? wrote / written
Sくん:過去分詞は「過去を表しますか」
T先生:いいや。現在とか過去はbe動詞で変えるんだ。過去分詞は「...された」という意味になる。
Sくん:「by everyone」のbyが「〜によって」ですね。
T先生:うん。「〜によって」は by を使うよ。
⸻
② なぜ受動態を使うのか(by を省く理由)
Sくん:でも先生、いつも by があるわけじゃないですよね?
T先生:いいところに気づいたね。実は、by以下を書かない方が圧倒的に多いんだ。
Sくん:えっ、そうなんですか?
T先生:理由は3つ。
1️⃣ 誰によってかわからないとき
2️⃣ 誰によってかが重要じゃないとき
3️⃣ 言わなくてもだいたい分かるとき
T先生:例を見てみよう。
The window was broken.
(窓が割られた)→ 誰によって割られたか分からない時もあるよね。
This temple was built in 1443.
(この寺は1443年に建てられた)→ 誰が建てたかは重要じゃない時もある。
English is spoken in the US.
(英語はアメリカで話されている)→ 誰が話すかは言わなくても分かる。
Sくん:なるほど!だから by がないんですね。
T先生:逆に、by をあえて書くのはそこを強調したいときだよ。
Nikko Toshogu was built <by Tokugawa Iemitsu.>
(日光東照宮が建てられたのは、徳川家光によってだ)
This picture was painted < by Picasso>.
(この絵が描かれたのは ピカソによってだ)
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③ 助動詞がついた受動態
T先生:次はcanとかwillとか、should みたいな助動詞つきの受動態だ。
「富士山はここからよく見える」って英語で言うと?
Sくん:えっと…Mt. Fuji sees … は変ですよね。
T先生:そう。富士山が「見る」わけじゃない。富士山は人によって「見られる」ものだね。
T先生:じゃあ受け身にしなきゃね。これから手順を話すよ。
① まず受動態を作る Mt. Fuji( is seen) clearly from here .
② 助動詞 can を入れる Mt. Fuji can (is seen) clearly from here.
③ isをbe(原形)にする Mt. Fuji can ( be seen ) clearly from here.
Sくん:あっ、is が be に変わってる!
T先生:助動詞の後ろは原形だからね。isがbeに変わる。
👉 まず受け身を作ってさ → あとから助動詞つけるだけ → is は be に直してね。
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④ もう一つ:should の例
T先生:この文を見てみよう。
You should keep the door closed.
(君はそのドアを閉めたままにすべきだ)
Sくん:ドアを主語にすると…?
T先生:そう、受動態だね。
① まず受動態にする。The door is kept closed.
② 助動詞shouldを入れる The door should ( is kept) closed.
③ isをbe(原形)に直してね。The door should be kept closed.
Sくん:ここでも「is → be」ですね。
T先生:毎回同じルールだよ。
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⑤ 完了形の受動態
T先生:次はちょっとレベルアップ。完了形だ。
「彼は子どものころからずっと愛されてきている」
Sくん:難しそうです…。
T先生:大丈夫。順番は同じ。
① まず受動態にする「愛されている」
He (is loved) / since he was a child.
② have(has) を入れる He has ( is loved) since he was a child.
③ hasの後ろだからね。 isはbeen(過去分詞)になおす。He has ( been loved) since he was a child.
T先生:完了形では 👉 is は been に直す
これだけ!
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⑥ 受動態にできる?できない?
T先生:じゃあ次の質問。これは許される?
I study English.
→ English is studied by me.
Sくん:文法的には合ってそうですが…。
T先生:実は ❌ なんだ。
Sくん:えっ、どうしてですか?
T先生:「英語は私によって勉強されている」と言っても、
英語そのものの特徴を説明していないし、
英語が私によって影響を受けて変化しているわけでもない。
Sくん:なるほど…。逆に言えば、受け身にすると、
主語が影響を受けてなんらかの変化をしているか
主語の特徴をbe動詞以下で述べる必要があるんですね。
T先生:そう。でも以下の文はOKだよ。
English is spoken by billions of people around the world.
(英語は世界中の数十億人によって話されている)
Sくん:これは「英語の特徴」を述べていると言えますね。
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⑦ まとめ:受動態にできる/できない
T先生:最後に整理しよう。
受動態にできる例
👉 主語が影響を受けて変化している
• The room was cleaned by him.
👉主語の特徴が be動詞以下で説明されている
• English is spoken by billions of people around the world.
• This picture was painted by Picasso.
受動態にできない例
• English is spoken by me.
👉 英語は私に話されても「変化していない」し、私に話されても「英語の際立った特徴を説明してない」。
Sくん:つまり、何でもかんでも受動態にできるわけじゃないんですね。
T先生:その通り❗ でも
English is spoken by billions of people around the world. 英語は世界の数十億人の人によって勉強されている。
なら英語の特徴の説明になる。この場合はOKなんだ。
受動態は「Sに変化がある」場合、「Sの特徴の説明になっている場合」許されるんだ。