経験機械
「経験機械」とは,実際には脳に電極を付けられタンクの中で漂っているだけの人に,好ましい経験をすべて与えるものとして仮想された機械のことである. ノージックは,ほとんどの人がこの「経験機械」につながれたいとは欲しないように思われると前提した上で,その理由を次のように説明している──「まず我々は,あれこれの事柄を行いたいと思うのであって,それらをしているという経験だけが欲しいのではない. ......つながれようとはしない第二の理由は,我々が特定の形で存在し,特定の形の人格でありたいと思うからである. ......機械内につながれるのは,一種の自殺である. ......我々が望んでいるのはたぶん,現実に触れながら自分自身を生きる(能動的述語)ことなのである (Perhaps what we desire is to live (an active verb) ourselves, in contact with reality)」. /icons/hr.icon
繋がれたいという人もそこそこいるような気もするがどうなんだろう。やっぱりある程度幸福な人なら欲しないのだろうか。
槙島がシビュラシステムの一員になるのを拒否したのは「現実に触れながら自分自身を生きたい」からなのだろうか?なんかプレーヤーがどうたらこうたら言っていた気がする
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