トマソン
一九八二年、ジャイアンツの四番バッターの席にいたトマソン選手です。(中略)いつまでもいつまでも三振を積み重ねている。そこにはちゃんとしたボディがありながら、世の中に役立つ機能というものがない。それをジャイアンツではちゃんと金をかけてテイネイに保存している。素晴らしいことです。(中略)これはもう生きた
超芸術
というほかに解釈のしようがないのではありませんか。
引用元:赤瀬川原平,超芸術トマソン,ちくま出版,1987年,p27〜28