闇ネット2への移行方法
GSNetとGSNet2の違い
GSNet2にはサブネットが存在していてルーティングができる
ルーティングができるとなにが嬉しいか
自分のサブネットを更に小さいサブネットに分割できるようになる
防壁を構築しやすくなる
現状のGSNetだと「/この物理インターフェースのあっちは通すけどこっちは通さない」みたいなハードウェアの接続状況を強く意識した防壁ルールを書かないといけないけど、ルーティングがあると「サブネットの内か外か」みたいな単純なルールで防壁のルールが書けるようになる
「あいつうぜえからミュートしとこ」みたいなのがネットワーク層でできるようになる
自前でDHCPを運用しやすくなる
Ethernetと互換性のないメディアにパケットを乗っけられる
押入れの奥で眠っているYAMAHA RTやUNIVERGE IXの出番がくる
DPDKやFPGAでルータの自作ができるようになる
どのように移行するか
まず、GSNetに既に接続しているメンバーがルーティングを理解できる程度になるまで現状のGSNetを運用する
既に割り当て済みの10.0.0.0/16のアドレスブロックを1単位としてサブネットに分割して、相互に経路交換する
手作業で割り当てるか、OSPFで経路交換する
新規に接続するメンバーは全て10.0.0.0/16に収容して、1メンバーあたり10.0.0.0/24を割り当てるようにする
この/16は現状のGSNet同様、サブネットには分割されない
以上の手順で、「既存メンバーのアドレス範囲」と「参加時点でルーティングについての理解を要求されないという現状のGSNetの性質」を保ったままGSNet2に移行できる