インバーターとバッテリーの間にヒューズは必要か?
インバータのDC側には当然ヒューズまたはヒューズに相当する保護素子が挿入されているものとする このヒューズはインバータに過電流が流れたり、インバータ内部がショートモードで故障したときのための保護
バッテリーがショートすると1000A近い電流が流れ、大地は火の海と化し、人類が死滅する インバータとバッテリーの結線のバッテリーに近い側にヒューズを挿入すると、インバータ-バッテリー間の結線におけるショートに対する保護となる
定格電流が小さい(〜20A程度)の場合は、迷わずヒューズを挿入している
定格電流が大きい(50〜100A程度)の場合は、ヒューズ自体の電圧降下、ヒューズの接触抵抗、ヒューズソケットの接触不良が馬鹿にならない
接触抵抗が増大した場合、ヒューズ周辺が出火元になる可能性もある
そのため、定格電流が大きい場合、ヒューズを挿入するのが正解なのかどうかわからない
インターネットで見つけられる接続例を見ても、ヒューズを挿入している場合としていない場合がある
ヒューズを入れている例
UPSのバッテリーなのだが、直列つなぎの中間にヒューズがはいっている
ヒューズを入れていない例
TN-1500のマニュアル
ヒューズの選定
Amazonとか楽天に売ってるやつは出所不明で怪しすぎる
10A程度のものだったら溶断試験を自前でやったうえで使うという選択肢もあるけど、100Aとなるとちょっと無理
試験なしである程度信頼できるものを使いたい
インバータのオプションとして販売されているアッセンブリ済みケーブルは法外な値段
間にヒューズがはいってるだけのケーブルが10000円とか
DigiKeyで探してみたところ、以下のものがよさそうだった
ネジはM8なので、ACDelcoのバッテリーの端子と同じ
100Aタイプだと、200Aで10秒、300Aで1秒で溶断するっぽい
See Also: