軸(理想と目標と制約)に沿って行動する
このコンセプトを実現するためには以下が必要です。
a については、単にあなたが抱える制約(立場・責任・直近するべき対象など)を洗い出すだけです。制約は基本的に無視できないので、だったらと GTD ではあらかじめ洗い出す&こまめに確認して意識させるアプローチを取ります。
なお、制約として何を書くかは自由で良いですが、筆者の例を挙げます――
会社での職位
会社で抱えているプロジェクト
ミニマムライフコスト(一ヶ月生きるのに最低限必要な金額)
家の家賃
会社の家賃補助が YYYY/MM/DD で切れる旨
などです。
b については、あなたが将来的に目指したい・長期的に維持したい理想をちゃんと考えて、言語化しましょうという話です。GTD は整理術であり、生産性向上を狙うものですが、では何のために整理して生産性を上げるのかというと、理想に近づくためなのです。
c については、理想だけでは「じゃあ具体的に何をすればいいの?」「どうなったらいいの?」がわからないので、もう少し細分化して具体的な目標に落とし込もうという話です。
たとえば「一年の半分は他国で旅行している」という理想があるなら、目標は次のようになるでしょう。
「ヨーロッパに一週間以上旅行する」
「アフリカに一週間以上旅行する」
「出勤時間を毎日定時退社ペース以内にする」
「副業を月 10 万稼ぐ」
「月の生活費を 15 万円以下に抑える」
「会社をやめる」
「旅行マニア 10 人と会って飲む」
など。